法務会計研究所 / 論点から引く

判例・論点索引

見出しは裁判所が付けた判示事項、結論は裁判要旨をそのまま転記しています。 会社法・商法(旧商法を含む)を参照法条とするものに絞っています。 論点の言葉で絞り込めます(例:「全員出席」「代理人」「定足数」)。 文中の〈 〉内は条文の見出しを当サイトが補ったものです。

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最高裁 / 刑集登載103件

犯罪届書(被害届書)は証拠書類か

最高裁判所第三小法廷昭和26年8月28日昭和24(れ)1614刑集 第5巻9号1809頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨盗難被害者によつてその被害顛末を報告するため作成せられ捜査官憲に提出された記録に編綴された犯罪届書は、旧刑訴第三四〇条にいわゆる証拠書類である。
参照法条旧刑訴法340条

一 分離して結審した事件を併合して判決することの適否 二 証拠調を経ないで証拠に採つた判決の違法 三 司法警察官が事件を検察官に送致した後に作成した被告人に対する訊問調書の証拠能力 四 麻薬取締規則第四二条所定の麻薬はいわゆる無登録の麻薬を…

最高裁判所第二小法廷昭和26年8月17日昭和24(れ)2777刑集 第5巻9号1764頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 原審第七回公判において原審は被告人Aに対する弁論を分離したことは所論のとおりである。そして第九回公判において被告人Aに対する弁論を終結したのであるが原審は右分離した事件を再び併合して判決したものであることは原判決前文において併合して判決すると判示していることから明らかである。裁判所は職権によつて弁論の分離併合が出来…
参照法条旧刑訴法349条,旧刑訴法336条,旧刑訴法127条,旧刑訴法254条,旧刑訴法451条,刑訴法313条1項,刑訴応急措置法8条4号,刑訴応急措置法12条,麻薬取締規則(昭和21年厚生省令25号)42条

一 被告人の在延する公判廷において口頭で罰条を追加する場合に特に被告人に通知手続を執ることの要否 二 犯罪事実認定の資料となる医師の診断書の採証要件 三 一個の強盗行為の手段として甲、乙に対してそれぞれ暴行を加え、同人等に各傷害を与えた場合…

最高裁判所第一小法廷昭和26年8月9日昭和26(あ)1140刑集 第5巻9号1730頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 被告人が在延する公判廷における口頭の罰条追加の場合には裁判所が特に被告人に対しこれが通知の手続を執る必要のないことは多言を要しないし、また、犯罪事実認定の資料となるべき医師の診断書は刑訴法第三二一条、第三二六条の要件あるを以て足り(本件では同第三二六条の同意あること記録上明白である)、同第二七八条、刑訴規則第一八三…
参照法条刑訴法312条,刑訴法321条,刑訴法411条,刑訴法326条,刑訴法278条,刑訴規則183条,刑法240条前段,刑法45条前段

宛名の記載がなく異つた筆跡による訂正加入のある弁護人選任届の効力

最高裁判所第三小法廷昭和26年8月9日昭和26(れ)1046刑集 第5巻9号1758頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨裁判所に提出された弁護人選任届に、宛名の記載がなく、且つその日附の部分に、他の部分と異なる筆跡による訂正加入がなされてあつても、無効のものとはいえない。
参照法条旧刑訴法42条,旧刑訴法73条

一 併合罪にあたる数個の犯罪事実の一部にき確定判決があつた場合になすべき裁判 二 著しく正義に反する事例

最高裁判所第一小法廷昭和26年8月2日昭和25(あ)2330刑集 第5巻9号1727頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨本件第一審判決認定の七個の窃盗事実(併合罪)中の所論二個の窃盗事実については既に確定判決のあつたことを認めることができる。果して然らば少くとも該事実については刑訴法第三三七条第一号に基き免訴の言渡をし、残り五個の窃盗事実について審判すべきものといわなければならない。よつて爾余の論旨に対する判断を省略し、刑訴法第四一一条…
参照法条刑訴法337条1号,刑訴法441条

昭和二四年五月二四日経済案定本部訓令第二二号指定物資の輸送証明要領の性質

最高裁判所第一小法廷昭和26年7月26日昭和25(あ)2184刑集 第5巻8号1640頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨昭和二四年五月二四日経済案定本部訓令第二二号指定物資の輸送証明制要領のごときは、臨時物資需給調整法第一条第一項の命令に対する同条第四項の同意たる性質を有するに過ぎず、何等法令を改廃する効力を有するものではない。
参照法条刑訴法373条2号,臨時物資需給調整法1条1項4項,昭和24年5月24日経済安定本部訓令

一 第三者を介してする脅迫罪における害悪の告知 二 併合罪の事実認定と証拠説明

最高裁判所第三小法廷昭和26年7月24日昭和25(れ)981刑集 第5巻8号1609頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 被告人が中地区警察署に対し若い者三〇名程つれてA小学校にフイルムを沒収に行く旨を通知したことはその前後の関係から観察して警察署からB青年団側に告げられるであろうことは被告人が十分認識していたものであることを推測するに十分である。そして被告人が警察署に告知した右ことがらは警察側から青年団員C等に告知されていることは挙…
参照法条刑法222条1項,旧刑訴法360条1項

一 麻薬取締法施行前に入手した麻薬の所持と麻薬取締法第三条第一項但書の適用 二 麻薬であることの認定資料 三 麻薬取締法第一条にいわゆる麻薬の種類判示の要否

最高裁判所第二小法廷昭和26年7月20日昭和25(れ)1448刑集 第5巻8号1592頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 麻薬取締法第三条第一項但書には「但しこの法律の規定により麻薬を麻薬施用者から施用のため交付を受け又は麻薬小売業者若しくは家庭麻薬小売業者から譲り受け若しくは譲り受けた者がその麻薬を所持することはこの限りではない」と規定してあるから、この但書の適用のある場合は麻薬取締法の規定によつて麻薬の交付を受け、又は譲り受けた者…
参照法条麻薬取締法3条,麻薬取締法1条,旧刑訴法336条

一 賄賂収受罪判示の程度−公務員たる法令上の根拠を示す要否 二 兵庫県雇と公務員

最高裁判所第二小法廷昭和26年7月20日昭和25(れ)822刑集 第5巻8号1586頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 公務員の賄賂収受罪を判示するに当つては、公務員であることを判断しうる具体的事実を示しその者が職務に関し賄賂を収受した事実を説明すれば足り、公務員たることの資格を認められる法令上の根拠までも示す必要はないのである。(昭和二四年(れ)第八五六号、同二五年二月二八日第三小法廷判決。最高裁判所判例終四巻二号二六八頁参照) …
参照法条旧刑訴法360条1項,刑法197条,刑法7条

一 刑法第六条違背と著しく正義に反すると認むべき場合 二 被告人の控訴及び上告に係る事件において上告審が第一、二審判決を破棄自判する場合と未決勾留日数の法廷通算

最高裁判所第二小法廷昭和26年7月20日昭和26(あ)1400刑集 第5巻8号1604頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 職権を以て調査すると、第一審判決の認定によれば、被告人の本件賍物運搬の犯行は、昭和二四年一月一七日頃であつて、未だ罰金等臨時措置法が施行されていない時のことである。従つて、第一審としては、この点につき、犯行後刑の変更があつた場合として、刑法第六条第一〇条により、行為時法と裁判時法について所定刑の軽量を比照した上、軽…
参照法条刑法6条,刑法10条,刑訴法411条1号,刑訴法495条

一 殺人の目的で鮒の味噌煮にストリキニーネを入れた行為と不能犯 二 第一審では主張せず控訴趣意書で初めてした「証拠に採用された被告人の司法警察員および検察官に対する自白が暴行脅迫に基いたものである」との主張と刑訴第三九三条による事実の取調の…

最高裁判所第三小法廷昭和26年7月17日昭和25(あ)2886刑集 第5巻8号1448頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 なおストリキニーネを混入した鮒の味噌煮が苦味を呈しているからといつて何人もこれを食べることは絶対にないと断定し難いところであるから、殺人罪の不能犯であるとの主張は容認することはできない。 二 しかるに本件第一審公判において被告人及び弁護人は検察官の取調請求にかかる被告人の司法警察員に対する供述調書及び被告人の検察官…
参照法条刑法199条,刑法203条,刑訴法393条

聴取書中の処罰を求むる旨の供述と告訴

最高裁判所第一小法廷昭和26年7月12日昭和26(れ)755刑集 第5巻8号1427頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨告訴ありとするには、被害者から、司法警察員又は検察官に対し犯罪事実につき犯人の処罰を求める旨の意思表示あるを以て足りるものであり、そして、検察官のAに対する聴取書中の供述記載によれば、同女は検察官に対しかかる処罰を求める意思表示をしたことを認めることができる。されば、判示第三の事実につき告訴の要件を充している。
参照法条旧刑訴法272条,旧刑訴法273条

少年でない者を少年と認定して言渡した確定判決と非常上告の適否

最高裁判所第二小法廷昭和26年7月6日昭和25(さ)30刑集 第5巻8号1408頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨所論窃盗被告事件の確定判決は裁判時において既に成年に達していた被告人に対し少年法を適用したことにはなるがそれは同裁判所が前記のように被告人が生年月日を偽つていたために被告人が成年であつたにかかわらずこれを少年と誤認したことに基因するのである。而して非常上告は抽象的に法規適用の誤を正すことを目的とするものであつて個々の裁…
参照法条旧刑訴法454条,少年法2条,少年法460条2項,少年法52条,少年法68条

証拠に供した記録中の書類の一部が紛失した場合とその採証の適否

最高裁判所第二小法廷昭和26年7月6日昭和25(れ)551刑集 第5巻8号1404頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨所論Aに対する司法警察官の聴取書について、本件記録中所論のような落丁のあることは認めざるを得ない。しかしながら、原審公判調書によれば、右聴取書は同公判において、被告人及び弁護人立会の上適法に証拠調が行われたことが明白であり、その際被告人からも、弁護人からも何等議異の申立なくその後原審公判を終結する迄の間において、被告人…
参照法条旧刑訴法336条,旧刑訴法347条1項,旧刑訴法337条,旧刑訴法340条

被告事件の陳述を聴かないで審判したことにならない事例

最高裁判所第二小法廷昭和26年6月29日昭和26(れ)249刑集 第5巻7号1363頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨記録によれば原審第一回公判期日において検察官は第一審判決の事実摘示に基いて公訴事実の陳述をなし、そこには公文書偽造の事実の摘示はあるが、偽造公文書行使の事実の記載録のないことは所論のとおりである。しかし行使の目的をもつてする公文書の偽造とその偽造公文書の行使とは刑法第五四条第一項後段の牽連犯として科刑上の一罪に属するも…
参照法条旧刑訴法345条1項,旧刑訴法410条12号

被疑者の勾留尋問をした判事の審判関与と憲法第三七条第一項

最高裁判所第三小法廷昭和26年6月26日昭和26(あ)694刑集 第5巻7号1291頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨起訴前被疑者の勾留尋問をした判事がその事件の第二審の審判に関与しても憲法第三七条第一項の違反にならない。
参照法条憲法37条1項,刑訴法207条,刑訴法280条,刑訴法20条7号,刑訴規則187条1項,刑訴規則187条2項,刑訴規則187条3項

弁護人が被告人の氏名を代書してした弁護人選任届の効力

最高裁判所第二小法廷昭和26年6月8日昭和26(れ)130刑集 第5巻7号1257頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨弁護人が被告人の氏名を代書して為した弁護人選任届は法令に違反する瑕疵あるものであるが、右弁護人が異議なく公判に立会い弁論をなし被告人からも何等の異議がなかつたときは右弁護届を無効と断ずることはできない。
参照法条旧刑訴法42条,旧刑訴法74条

控訴審が採用しなかつた証拠について憲法第三七条第二項違反の主張と上告理由

最高裁判所第二小法廷昭和26年6月8日昭和26(あ)211刑集 第5巻7号1250頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨原審が公判期日外の証人尋問をするに当り勾留中の被告人に実質的に立会の機会を与えていないのは憲法第三七条第二項に違反するというのであるが、原審は、これら証人尋問調書中の供述記載を事実認定或は量刑の資料としたものではなく、単に第一審判決を是認して控訴棄却したに止まることは、原判文自体に徴して極めて明らかである。然らば原判決…
参照法条憲法37条2項,刑訴法393条1項,刑訴法157条,刑訴法405条1号,刑訴法410条1項

被告人が書面の証拠とすることに同意した場合とその供述の任意性調査の要否

最高裁判所第一小法廷昭和26年6月7日昭和25(あ)1333刑集 第5巻7号1243頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨被告人が書面の証拠とすることに同意した場合には、刑訴法第三二五条に従つてその書面に記載された供述の任意性を調査しなければならないものではない。
参照法条刑訴法325条,刑訴法326条

一 刑訴法第三〇一条の趣旨と自白調書の取調請求の時期 二 刑訴法第三〇一条にいう「犯罪事実に関する他の証拠が取調べられた後」の意味

最高裁判所第二小法廷昭和26年6月1日昭和25(あ)865刑集 第5巻7号1232頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 刑訴法第三〇一条は、被告人の自白を内容とした書面が証拠調の当初の段階において取調べられると、裁判所をして事件に対し偏見予断を抱かしめる虞れがあるから、これを防止する趣旨の規定と解すべきである。されば単に右の書面が犯罪事実に関する証拠と同時に取調が請求されただけで、現実な証拠調の手続において、他の証拠を取調べた後に右…
参照法条刑訴法301条,刑訴法298条,刑訴規則193条

一 控訴審では控訴趣意書に包含されない事項を当然職権調査すべき義務を有しない 二 控訴棄却の判決には刑訴法第三七七条乃至第三八三条にあたる事由についても判断を示しているとはいえない

最高裁判所第一小法廷昭和26年5月31日昭和25(あ)2326刑集 第5巻6号1211頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨控訴審では控訴趣意書に包含されない事項を当然職権調査しなければならない義務を負担するものではなく、従つて、かかる事項を職権調査しなかつたからといつて違法であるといえないばかりでなく所論のごとく控訴棄却の判決には控訴趣意書に包含されている事項を排斥した外に明らかに刑訴第三七七条乃至第三八三条に該当すると思われる事由もない…
参照法条刑訴法392条,刑訴法393条,刑訴法377条,刑訴法383条,刑訴法405条,刑訴法411条

一 使途を定められて寄託された金銭と横領罪 二 旧刑訴法第四〇四条と憲法第三七条第一項

最高裁判所第二小法廷昭和26年5月25日昭和25(れ)1661刑集 第5巻6号1186頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 使途を定められて寄託された金銭については特別の事情のないかぎり受託者は刑法第二五二条にいわゆる「他人ノ物」を占有するものと解すべきであつて、受託者がその金銭について擅に委託の本旨に違つた処分をしたときは横領罪を構成する。 二 旧刑訴法第四〇四条は、憲法第三七条第一項に違反しない。
参照法条刑法252条,民法657条,憲法37条1項,旧刑訴法404条

一 販売一覧表の内容を示さず証拠に引用した証拠説示の適否 二 販売価格が著しく統制額を超過しているときその販売価額から客器代を控除しなかつたことの適否 三 その物品の販売を営業としない者の販売行為と販売業者販売価格の適用 四 物価統制令第三…

最高裁判所第三小法廷昭和26年5月15日昭和24(れ)2819刑集 第5巻6号1112頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 原判決は、所論被告人A作成の小麦粉短麺販売一覧表の記載を第一審第一回公判調書中の同被告人の判示第二と同旨の供述記載と綜合して原判決判示第二の事実認定の証拠としたものであることは、原判決自体に徴して明らかである。しかして第一審第一回公判調書によれば同被告人は、判事から右一覧表を示された上、其の表の記載のとおり小麦粉短…
参照法条旧刑訴法360条1項,旧刑訴法336条,旧刑訴法344条,昭和21年3月22日大蔵省告示132号,昭和22年7月6日物価庁告示359号,物価統制令3条,刑法18条1項,刑法18条4項,刑法18条8項

控訴趣意書提出期間経過後に選任された弁護人に控訴趣意書を提出させる措置を採らないことと憲法三七条第三項

最高裁判所第三小法廷昭和26年5月15日昭和25(あ)2431刑集 第5巻6号1152頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨憲法第三七条前段所定の弁護人に依頼する権利は被告人が自ら行使すべきもので同条項は裁判所が被告人に対し国選弁護人の選任を請求し得る旨を告知すべき義務を課したものではなく、裁判所は被告人にこの権利を行使する機会を与えたこの行使を妨げなければならないのである。(昭和二四年(れ)第二三八号同二四年一一月三〇日大法廷判決参照)然…
参照法条憲法37条3項,刑訴法414条,刑訴法272条,刑訴法289条

刑訴法第四〇八条にあたるとして判決言渡期日を指定したことに対する忌避申立と刑訴法第二四条

最高裁判所第二小法廷昭和26年5月11日昭和26(す)109刑集 第5巻6号1107頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨上告の申立の理由があるかないかということ及びその理由のないことが明かであるかどうかということは、憲法及び法律に則り上告裁判所がその良心に従い独立して判断すべきところに委ねられている事柄である。しかるに、本件忌避の申立は、自己の上告の理由あることを独断して当裁判所を構成する裁判官全員に不公平の裁判をする虞ありとするもので…
参照法条刑訴法21条,刑訴法24条,刑訴法408条

旧刑訴法第二〇一条第一項第三号及び第一八八条第二項にいう「共犯」と必要的共犯

最高裁判所第三小法廷昭和26年5月1日昭和26(れ)98刑集 第5巻6号978頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨旧刑訴第二〇一条第一項第三号及び第一八八条第二項にいう「共犯」とは、刑法第六〇条以下の定める共犯(狭義の共犯)のみを指すのではなく、収賄及び贈賄の罪のように、法律がそれぞれ別個の罪として規定していても、その性質上たがいに関与、加担の関係がある場合(いわゆる必要的共犯に属する場合)をも含むものと解すべきである。なぜなら、…
参照法条旧刑訴法201条1項3号,旧刑訴法188条2項,刑法197条,刑法198条

一 刑訴規則第五九条に違反する勾留更新決定書中の更新日の不明瞭な記載と右決定の効力 二 勾留期間満了の日の算出方法 三 被告人が保釈出所をした場合の勾留残存期間の算出方法 四 勾留の残存期間満了の日の算出方法

最高裁判所第二小法廷昭和26年4月27日昭和25(し)11刑集 第5巻5号957頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 所論勾留更新決定書中の更新日の記載が不明瞭であることは所論のとおりであつて、右は「八」の文字と「七」の文字とを重複記載していることは右記載自体から窺われるのであるが、これを二八日と判読するべきか或はこれを二七日と判読すべきかはかかる文字の記載だけから断定することは困難であつて、かかる記載が刑訴規則第五九条に違反する…
参照法条刑訴規則59条,刑訴法60条2項,刑訴法55条2項,民法143条2項

相被告人から上告趣意が提出されたら有利に援用するとの上申と上告理由

最高裁判所第一小法廷昭和26年4月26日昭和26(れ)159刑集 第5巻5号939頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨所論は上告適法の理由とは認められない。ことに相被告人より上告趣意書が提出されますればこれを有利に援用するとの上申書はその内容が未必的で不明確でこれに対し当審で判断を与えることができないから、適法な上告理由に当らないこと明らかであつて、援用できない。
参照法条旧刑訴法423条,旧刑訴法434条,旧刑訴法409条

一 特別抗告について刑訴法第四一一条の準用があるか 二 保釈決定謄本と異つた制限住居に宛てた付郵便送達の効力 三 特別抗告において原決定を取り消さなければ着しく正義に反するものと認められる事例

最高裁判所第二小法廷昭和26年4月13日昭和25(し)64刑集 第5巻5号902頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 そして最高裁判所が正義を維持するため発動する職権破棄権は本件のような場合には当然にこれを保有するものというべきであるから本件特別抗告については刑訴法第四一一条の準用があるものと解するのが正当である。 二 被告人(控訴申立人)に対し、保釈決定原本に記載された制限住居とまつたく異つた制限住居を記載した謄本が送達せられ、…
参照法条刑訴法433条,刑訴法411条,刑訴法54条,刑訴規則63条

一 裁判所法第三三条第三項による事件移送前における簡易裁判所の訴訟手続の効力 二 犯罪の時が判示事実と証拠との間にくいちがいがある判決の適否

最高裁判所第二小法廷昭和26年4月13日昭和25(れ)1711刑集 第5巻5号898頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 簡易裁判所がその事物管轄に属する罪名により起訴せられた事件につき、審理の中途において裁判所法第三三条第三項の場合に当るものと認めて事件を管轄地方裁判所に移送し、同地方裁判所は審理の上その事件を簡易裁判所の事物管轄に属しない罪名により処断すべきものと認めた場合にも、右移送前に既にした簡易裁判所の訴訟手続はその効力を失…
参照法条裁判所法33条3項,旧刑訴法12条,旧刑訴法360条1項,旧刑訴法410条19号

被告人が異議を述べない違法な起訴状謄本の送達と刑訴法第四一一条

最高裁判所第一小法廷昭和26年4月12日昭和25(あ)2920刑集 第5巻5号893頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 しかし、東京地方裁判所が昭和二四年一一月二日を以て被告人に対し本件起訴状謄本と同封して送達の手続をとつた弁護人の選任に関する通知書に対し、被告人は同年同月八日附で国選弁護人を頼みたい旨を同裁判所あてに回答していることは記録上(三丁、四丁)明らかであるし、また、被告人が翌九日小松川警察署の留置場から移監されて(記録第…
参照法条刑訴法271条,刑訴法411条

繊維製品の指定に関する告示の廃止および衣料品配給規則の一部施行停止と従前の行為の可罰性

最高裁判所第三小法廷昭和26年4月10日昭和25(れ)1781刑集 第5巻5号835頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨繊維製品の指定に関する商工省告示の廃止および衣料品配給規則の一部施行停止は、その廃止または施行停止以前に行われた違反行為の可罰性に何らの影響を与えるものではない。
参照法条臨時物資需給調整法附則2項,旧刑訴法363条

控訴審の訴訟手続と被告人出頭の要否――刑訴法第二九一条第二項は控訴審の審判に準用されるか

最高裁判所第二小法廷昭和26年3月30日昭和25(あ)2761刑集 第5巻5号801頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨しかし新刑訴における控訴審は旧刑訴におけるそれが第一審手続の覆審であつたのとは異なり、第一審判決における一定の事実点並びに法律点に対する事後審査の手続である。されば新刑訴の規定においても控訴審の公判期日には被告人は必ずしも出頭することを要しないのであり(刑訴第三九〇条)は被告人のためにする弁論は弁護人でなければこれをす…
参照法条刑訴法388条,刑訴法389条,刑訴法390条,刑訴法291条2項

捜査官の単なる意見の陳述とその証拠能力

最高裁判所第二小法廷昭和26年3月30日昭和25(れ)97刑集 第5巻4号731頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨強盗傷人事件において強盗の犯意を認定するにあたり、当時その捜査に当つた司法主任の「品物を強奪すべくやつたというように印象に残つている」との単なる意見の陳述を証拠とすることは許されない。
参照法条旧刑訴法336条,旧刑訴法206条1項

一 刑訴法第四九五条に定める未決勾留日数の通算の性質 二 控訴趣意として主張されず原審においても判断していない事項について判例違反を主張する上告の適否

最高裁判所第一小法廷昭和26年3月29日昭和25(あ)1477刑集 第5巻4号722頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 所論の刑訴法第四九五条に定める未決勾留日数は判決が確定して本刑の執行される際当然に全部本刑に通算されるべきものであつて、原裁判所には右日数を本刑に通算するか否かの裁量権が委ねられてないのであると解するを相当とするから、原裁判所が右日数を本刑に通算すべき旨言渡さなかつたことは当然であつて、毛頭違法ではない。 二 控訴…
参照法条刑訴法495条,刑訴法405条2号,刑法21条

証拠調前において弁護人がした共同被告人に対する公訴事実に関する質問の適否

最高裁判所第一小法廷昭和26年3月29日昭和25(あ)1653刑集 第5巻4号727頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨記録を精査すると、本件では、裁判官は検察官の立証前所論相被告人に対し何等詳細な訊問をしていない。ただ被告人自身の弁護人橋本福松が検察官の立証に入るに先立ち相被告人Aに対し詳細な質問をし同人がこれに対し任意供述しているに過ぎない。そして、刑訴第三一一条二、三項によれば、被告人が任意に供述をする場合には、裁判長は、何時でも…
参照法条刑訴法291条,刑訴法292条,刑訴法311条

衣料品配給規則第三条(昭和二二年商工省第二五号)昭和二二年商工省告示第五八号の廃止と刑の廃止

最高裁判所第二小法廷昭和26年3月23日昭和24(れ)2240刑集 第5巻4号622頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨被告人の所為に対し適用した衣料品配給規則第三条(昭和二二年商工省令第二五号)昭和二二年商工省告示第五八号は、臨時物資需給調整法に基いて制定せられたものであり、同法が所謂限時法の性格を有することは、同法第一条及び同法附則三項の規定によつて明確でわるから、右告示の廃止は旧刑訴第三六三条二号にいわゆる「犯罪後ノ法令ニ因リ刑ノ…
参照法条臨時物資需給調整法1条,衣料品配給規則3条(昭和22・商工省令25号)昭和22年商工省告示58号,旧刑訴法363条2号

昭和二四年一二月一日農林省令第一一五号による食糧管理法施行規則の一部改正との刑の廃止

最高裁判所第一小法廷昭和26年3月22日昭和24(れ)2471刑集 第5巻4号613頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨しかし、主要食糧を決定の除外理由なくして輸送することを禁止する法規範を定めた食糧管理法施行規則第二三条の七(その後二九条)の規定は、本件犯行の昭和二二年八月二九日及び同月三〇日当時においては勿論、現在でも尚厳として存在する。ただ本件犯罪成立後昭和二四年一二月一日公布農林省令一一五号によつて食糧管理法施行規則第二九条の一…
参照法条食糧管理法施行規則(昭和24・12・1農林省令115号により一部改正)29条,旧刑訴法363条2号

一 旧物価統制令第一一条第二項にいわゆる不当高価額認定の基準 二 上告理由として不利益な主張となる場合の一例

最高裁判所第二小法廷昭和26年3月16日昭和24(れ)2119刑集 第5巻5号788頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 旧物価統制令第一一条第二項にいわゆる不当に高価な額であるか否かは、所論のように取引当時事実上世間一般に行われているいわゆる闇価格を標準として決すべきものではなくその場合には同種又は類似の物資に対する法令告示等による統制価格を標準として決すべきものであることは当裁判所の判例とするところである(昭和二四年(れ)第三〇六…
参照法条旧物価統制令(昭和21・8・12勅令382号による改正前のもの)11条2項,物価統制令36条(昭和22年4月勅令133号による改正前のもの),物価統制令36条(昭和22年4月勅令133号による改正前のもの)11条2項,物価統制令36条(昭和…

一 上申書は証拠書類にあたらない―――公判廷で弁護人の提出した証拠書類の証拠調の方法 二 従犯であるとの主張と旧刑訴法第三六〇条第二項

最高裁判所第一小法廷昭和26年3月15日昭和24(れ)1435刑集 第5巻4号527頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 所論の書類は、何れも上申書であつて旧刑訴第三四〇条にいわゆる証拠書類には当らないばかりでなく、たとえ証拠書類であるとしても公判廷で被告人の弁護機関である弁護人が提出し、裁判所及び検察官の閲覧を経た証拠書類については特に必要のある場合を除くの外、必ずしもこれを被告人に読み聞かせ又は示してその意見、弁解を求める必要のな…
参照法条旧刑訴法340条,旧刑訴法347条1項,旧刑訴法360条2項,刑法62条

一 旧地方税法第一三六条第二項の罪の判示方 二 旧地方税法第一三六条第二項違反罪の成立と、同法第一三七条第一号 三 旧地方税法第一三六条第二項の罪の成立と同法第四一条所定の督促手続との関係 四 不法拘禁中における供述の任意性又は強制の有無 …

最高裁判所第一小法廷昭和26年3月15日昭和25(れ)766刑集 第5巻4号535頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 しかし、旧地方税法第一三六条第二項の規定は、特別徴収義務者が徴取すべき地方税を故意に徴収せず又は徴収した地方税を故意に納入しなかつた場合に成立する脱税に関する犯罪の処罰規定であつて、地方税の単なる滞納の場合の規定ではない。されば同条項の犯罪事実を判示するには、所論のごとき知事又は市長の発令の有無、特別徴取義務者が払…
参照法条旧地方税法(昭和25・7・31法律226号による改定前のもの)136条2項,旧地方税法(昭和25・7・31法律226号による改正前のもの)136条2項,旧地方税法137条1号,旧地方税法(昭和25・7・31法律226号による改正前のもの)3…

裁判資料に供されなかつた証人の費用を訴訟費用として被告人に負担させることの適否と刑訴法第四〇二条違反の有無

最高裁判所第一小法廷昭和26年3月8日昭和25(あ)1591刑集 第5巻4号495頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨裁判資料に供されなかつた証人の費用を訴訟費用として刑の言渡をうけた被告人に負担せしめることは違法でない。また訴訟費用の負担は刑ではないのであるから、所論刑訴第四〇二条に違反するとの主張は当を得ない。
参照法条刑訴法181条,刑訴法402条

生活協同購買利用組合役員の統制額超過買受行為と物価統制令第一一条違反

最高裁判所第二小法廷昭和26年2月23日昭和25(れ)1237刑集 第5巻3号461頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨原判決が本件公訴事実につき無罪の言渡をした理由は有限責任A縣勤労者生活協同購買利用組合連合会(略称生協連)は消費者が生活必需物資を自己のため協同購入し之を自己のため配分する団体であり、団体員以外の者に転売して利を営むことを目的とするものにあらざるは勿論被告人両名も亦右団体の役員としてその事務に従事し報酬として給料を受く…
参照法条旧刑訴法49条1項,物価統制令3条,物価統制令11条

一 法律が一定の規定の制定を最高裁判所に委任することの合憲性 二 刑訴施行法第一三条にいわゆる「裁判所の規則」の意議 三 公判期日に提出された被告人の上申書が旧刑訴法第三四二条にいわゆる証拠居類にあたらない事例

最高裁判所第二小法廷昭和26年2月23日昭和25(れ)718刑集 第5巻3号450頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 法律が一定の規定の制定を最高裁判所の規則に委任することは何ら憲法の禁ずるところでないことは、前記第法法廷判決(昭和二四年(れ)第二一二七号、同二五年一〇月二五日判決参照)の趣旨から容易にうかがわれるところである。 二 又論旨は刑訴施行法第一三条は規則の制定方を最高裁判所だけに委任せず下級裁判所にも委任しているのは憲…
参照法条憲法77条1項,刑訴施行法13条,起訴規則施行規則3条3号,旧刑訴法342条

上告審においてはじめて緊急避難である旨主張することの適否

最高裁判所第一小法廷昭和26年2月22日昭和25(れ)1759刑集 第5巻3号418頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨上告審においてはじめて被告人の所為は緊急避難に該当し違法性がない旨主張することはできない。
参照法条刑法37条,旧刑訴法409条

一 賍物である連合国占領軍の財産をその情を知りながら買い受けて所持する場合の罪責 二 追公判請求書と題する書面の提出があつても別個の控訴提起と認められない場合

最高裁判所第三小法廷昭和26年2月20日昭和25(れ)1126刑集 第5巻3号403頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 昭和二二年政令第一六五号第一条第一項に違反して連合国占領軍の財産を買い受けこれを所持する場合に、その財産が賍物であり、その情を知りながらこれを買い受けたのであれば、右政令違反の罪と賍物故買罪とが成立し、刑法第五四条第一項前段にいう一個の行為で数個の罪名に触れる場合に該当する。 二 検察官が、前記昭和二二年政令第一六…
参照法条昭和22年政令165号1条1項,昭和22年政令3条,昭和22年政令165号3条,刑法256条2項,刑法54条1項,旧刑訴法364条4号

一 判決書に契印すべき裁判官 二 喧嘩闘争のための加害行為と過剩防衛

最高裁判所第三小法廷昭和26年2月20日昭和25(れ)1248刑集 第5巻3号410頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 原判決には判事全員の契印の契印がないから判決書に刑事の契印を欠いた違法があるというのであるが、判決書は刑事これを作成し(旧刑訴六七条)裁判をした判事署名捺印すべきもの(同六八条)であるから合議裁判所における裁判書には合議に関与した判事全員においてこれに署名捺印すべきは当然であるが旧刑訴第七一条二項によれば書類には作…
参照法条旧刑訴法67条,旧刑訴法71条,刑法36条

控訴趣意書最終提出日の通知と弁護人選任の要否

最高裁判所第二小法廷昭和26年2月9日昭和25(し)27刑集 第5巻3号397頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨強制弁護の事件につき、裁判所が被告人に対し、弁護人を選任することができること、貧困その他の事由によつて弁護人を選任することができないときは、弁護人の選任を請求することができるとの記載のある弁護人選任に関する通知を出したのに対し、被告人から自分の方で弁護人甲を選任する旨を回答があつた場合には、控訴裁判所は被告人に対し、控…
参照法条刑訴法272条,刑訴法376条1項,刑訴法388条,刑訴法289条,刑訴法389条,刑訴規則236条1項,刑訴規則177条,刑訴規則178条

刑事の契印を欠く判決書の適否と共同上告人に対する破棄理由の共通

最高裁判所第三小法廷昭和26年2月2日昭和25(れ)1768刑集 第5巻3号395頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨原判決を調べて見るに、その第二葉目と第三葉目との間に所論の契印を欠いていることは明である。旧刑訴法によると、判決書に判示の契印が欠けているときは常に上告の理由があつて判決に影響を及ぼすべき法令違背あるものと、されているのであるから、論旨は理由があり原判決は破棄を免れない。そして、原判決は被告人Aに対する強盗、住所侵入、…
参照法条旧刑訴法71条2項,旧刑訴法410条21号,旧刑訴法451条

一 検証調書添付の図面等について証拠調がなされていない場合と右検証調書を証拠とすることの適否 二 検察官の任意捜査としての嘱託に基く鑑定書の証拠能力−鑑定の請求と鑑定書を作成した鑑定人の尋問の請求

最高裁判所第三小法廷昭和26年1月23日昭和24(れ)1766刑集 第5巻1号61頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 第二事実の納屋については敢て検証調書添附の写真を俟たなくても全焼したことを推認できる記載がある。それ故原判決はこの点について理由不備はないしかも訊問調書添附の図面等を除いても右供述が独立性がある場合にはこの部分のみを証拠調をしてそれを証拠とすることを妨げないことについては当裁判所の判例とするところであり(昭和二四年…
参照法条旧刑訴法340条1項,旧刑訴法341条,旧刑訴法336条,旧刑訴法410条19号,旧刑訴法337条,旧刑訴法228条,刑訴応急措置法12条

少年を少年でないものと認定して言渡した確定判決非常上告の適否−刑訴法第四六〇条第二項にいう「事実の取調」の意義

最高裁判所第三小法廷昭和26年1月23日昭和25(さ)39刑集 第5巻1号86頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨非常上告は抽象的に法規適用の誤を正すことを目的とするものであつて、個々の裁判の事実認定等の誤を是正することを目的とするものではない。本件非常上告の理由とする処は要するに掛川簡易裁判所がた判決において被告人は当時満十八才未満の少年であつたに拘わら言渡しず、満十八才以上の基の誤認したという、事実認定非難を前提として手続違反…
参照法条刑訴法454条,刑訴法460条2項

一 審判の請求を受けない事件につき判決した事 二 審判の請求を受けない事件につき判した違法と破棄理由の共通

最高裁判所第三小法廷昭和26年1月23日昭和25(れ)1011刑集 第5巻1号73頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 本件公訴提起は公判請求書に基いて公判請求がなされているのであるが、右公判請求書の記載は論旨摘録の通りであつて、その記載においては被告人等が欺罔手段を用いたのは被害者を誘い出す為めであり、財物の交付を受ける手段としてこれを用いたことは少しも記載されていない。換言すれば財物を騙取せんとした行為は少しも書いてないのである…
参照法条旧刑訴法410条18号,旧刑訴法291条,旧刑訴法451条

一 共同被告人の一人が上告を申立てたため訴訟記録が上告裁判所に現存する場合に上告を申立てなかつた被告人のみに関する押収物還付上告裁判所に請求することの適否 二 押収物還付の請求と押収手続の有無

最高裁判所第二小法廷昭和26年1月19日昭和25(す)24刑集 第5巻1号58頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 原審における共同被告人の一人が上告を申立てたため、訴訟記録が偶々上告裁判所を現存しても、上告を申立ず原審判決の確定した被告人に対する被告事件のみに関する押収物については上告裁判所に対しその還付の請求をすることはできない。 二 裁判所において特に押収をした押収でなければ、裁判所は刑訴法第一二三条、第一二四条による還付…
参照法条刑訴法123条,刑訴法124条

弁護人に対する公判期日通知の方法

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月26日昭和25(あ)403刑集 第4巻12号2322頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨記録に徴すると控訴裁判所においては、第一回公判期日を昭和二四年一一月二六日午前一〇時と定め、同月一〇日これを警察官、弁護人、被告人に通知したことが認められる論旨の指摘するとおり国選弁護人大畑正盛に対しては、郵便送達報告書が編綴してないがかかる通知は特段の規定がない限り必ずしも送達の方法によることを要せず、適宜の方法でこ…
参照法条刑訴法273条,刑訴規則298条3項

刑訴法第六四条にいわゆる勾留状の「有効期間」の意義

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月26日昭和25(あ)918刑集 第4巻12号2651頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨弁護人石川忠義の所論勾留状に記載した、有効期間とは、その勾留状の執行に着手するのは右期間内に限るとする趣旨で勾留状に基き被疑者を留置し得る期間(勾留の期間)を記載したものでないことは刑訴第六四状の明文に徴し明らかである(昭和二五年(あ)第二六一号同年六月二九日第一小法廷決定参照)そして、本件において検察官は右勾留の請求…
参照法条刑訴法64条

刑訴法第五〇一条にいわゆる「裁判の解釈について疑があるとき」の意義

最高裁判所第二小法廷昭和25年12月25日昭和25(す)201刑集 第4巻13号2880頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨刑訴法第五〇一条にいわゆる「裁判の解釈について疑があるとき」とは、判決主文の趣旨が明瞭でなく、その解釈につき疑義がある場合のことである。
参照法条刑訴法501条

控訴審における事実の取調の範囲

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月19日昭和25(あ)350刑集 第4巻12号2621頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨控訴審における事実の取調は、第一審判決の当否を判断するに必要な範囲にかぎられる。(旧法における覆審の場合のように、あらたな事実の認定や、刑の量刑を目的としてなさるべきものではない。)
参照法条刑訴法392条,刑訴法393条,刑訴法400条,旧刑訴法401条1項

強要罪の認定に対し恐喝罪を主張することの適否

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月19日昭和25(れ)1228刑集 第4巻12号2562頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨刑法第二二三条第一項前段の強要罪の認定に対し、恐喝罪をもつて処断すべきであるとの主張は、被告人の不利益に帰すから、上告の理由として許されない。
参照法条刑法223条1項,刑法249条,旧刑訴法409条

一 公然猥褻罪の罪数 二 近接して行われた同一場所における同一内容の公然猥褻罪の公訴事実の特定 三 刑法第五五条の廃止と意思継続にかかる行為の罪数

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月19日昭和25(れ)1291刑集 第4巻12号2577頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 前後七回、各異る多数の観客に対して、露出した局部を観覧に供すれば七個の独立した公然猥褻罪が成立する。 二 引き続いた二日間にわたる計八回の同一場所における同一内容の演芸会に際し、うち一回を除いて他の七回は、いずれも露出した局部を観覧に供し公然猥褻の行為をしたという同一内容の七個の事実を起訴するにあたつては、各犯行の…
参照法条刑法45条,刑法175条,刑法55条(廃止前),刑訴法256条

一 満一五歳又は満一六歳の未成年者の供述の証拠能力 二 刑法第二四四条と賍物

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月12日昭和25(れ)1284刑集 第4巻12号2543頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 満一五才又は満一六才の未成年者であるというだけで事理を弁える能力がないということはできないのであるから、これらの者の供述は証拠能力を欠くものではない。その供述を信用し得るものとして証拠として採用するか否かは事実審たる裁判所の自由裁量に委ねられている問題である。 二 刑法第二四四条は、同条所定の者の間において行われた…
参照法条旧刑訴法337条,刑法244条,刑法256条

新刑訴法と裁判官による公訴事実開示手続の要否

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月5日昭和25(あ)2092刑集 第4巻12号2486頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨新刑訴法の下においては検察官が起訴状を朗読するのみで旧刑訴法第一三四条が規定していたような裁判官による公訴事実開示の手続をする必要はなくなつたのである。
参照法条刑訴法291条,旧刑訴法134条

電報による上告申立の適否

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月5日昭和25(あ)2830刑集 第4巻12号2489頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨電報による上告の申立は、不適法である。
参照法条刑訴法414条,刑訴法374条

弁解録取書に印刷された「弁護人を選任することができる旨告げた」との文言と右告知の事実の有無

最高裁判所第三小法廷昭和25年12月5日昭和25(あ)492刑集 第4巻12号2481頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨被告人の司法警察員に対する弁解録取書に、司法警察員が被告人に対し「弁護人を選任することができる旨告げた」と記載されている以上右記載が印刷されたものであるからといつて、たゞちに、右告知の事実がなかつたものということはできない。
参照法条刑訴法203条

一 司法警察員の被告人に対する供述調書に犯罪事実の要旨及び弁護人を選任することができる旨を告知したことの記載を欠く場合と憲法第三四条 二 証拠調前の裁判所の被告人に対する質問 三 審判の公開に関する規定違反を理由とする上告と刑訴法第三七七条…

最高裁判所第一小法廷昭和25年11月30日昭和25(あ)1166刑集 第4巻11号2438頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 司法警察員が犯罪事実の要旨及び弁護人を選任することができる旨を被告人に告げたことを必ず調書に記載すべき旨の法令の規定も存しないから、所論の警察員に対する被告人の供述調書に司法警察員が被告人に対して犯罪事実の要旨及び弁護人を選任することができる旨を告知したことの記載が存しないからといつて、被告人の抑留をとらえて憲法第…
参照法条憲法34条,刑訴203条1項,刑訴法311条,刑訴法377条,刑訴法414条

一 傷害罪について訴因罰条の変更を必要としない一場合 二 刑法第二〇七条と刑訴法第二五六条第四項にいわゆる「罰条」

最高裁判所第一小法廷昭和25年11月30日昭和25(あ)1538刑集 第4巻11号2453頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 被告人と甲とが某所を通行中乙に出合い、乙が被告人に対し暴行を加えたので、甲が棍棒で乙の頭部を数回殴打した後、被告人がその棍棒を取つて乙の頭部を数回殴打し、よつて同人に二ケ月間の安静加療を要する頭蓋不全骨折脳出血の傷害を負わせたとの趣旨の公訴事実を記載し、罪名及罰条として傷害罪刑法第二〇四条と記載した起訴状をもつてす…
参照法条刑法204条,刑法207条,刑訴法256条1項,刑訴法256条2項,刑訴法256条3項,刑訴法312条1項2項,刑訴法256条4項

検察事務官の取調と默秘権の告知

最高裁判所第三小法廷昭和25年11月21日昭和25(れ)1082刑集 第4巻11号2359頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨原審並びに検察事務官がその取調に際し被告人に默秘権のあることを告知しなかつたからといつて憲法第三八条、刑訴応急措置法第一〇条に違反しないし、またこれらの取調に基く被告人の供述が任意性を欠くものと速断することもできない。
参照法条憲法38条,刑訴応急措置法10条,旧刑訴法254条1項

擬律錯誤が判決破棄の理由とならない一事例

最高裁判所第二小法廷昭和25年11月17日昭和25(れ)1112刑集 第4巻11号2334頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨強盗致死の一罪と認むべき所為につき、強盗未遂と強盗致死の両規定を適用した擬律錯誤があつても、これを連続犯として結局強盗致死の一罪で問擬している場合には、右擬律錯誤は未だ原判決破棄の理由と為すに足らない。
参照法条刑法240条後段,刑法55条(削除前),刑法243条,旧刑訴法410条19号,旧刑訴法236条

一 判決書作成の時期―判決宣告後四〇日を経て作成された判決書と右判決の正否 二 判決書と裁判官の署名押印

最高裁判所第二小法廷昭和25年11月17日昭和25(れ)456刑集 第4巻11号2328頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 原審の昭和二四年一一月五日附公判調書によれば、裁判長は、判決の宣告をする旨を告げ、判決主文を朗読し、同時に理由の要旨を告げたことが明らかであるから、原判決の主文は、言渡の際に文書に記載せられていたものということができる。もとより判決は、その宣告するところと判決書に記載するところと異るようなことがないように、判決宣告…
参照法条旧刑訴法66条,旧刑訴法51条2項,旧刑訴法68条

取寄記録の性質と証拠物の送付に関する手続違反は上告理由となるか

最高裁判所第一小法廷昭和25年11月16日昭和25(れ)1268刑集 第4巻11号2315頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨取寄記録のごときは、旧刑訴法上訴訟記録に包含されるものではなく証拠物に属するものである。そして、原二審裁判所は、必ずしもかかる証拠物を法律審である上告裁判所に送付することを要しないものであることは旧刑訴第四二一条を同第三九八条と対照すれば明白であつて弁護人は必要とあれば何時でも当裁判所にその取寄を求めることができるので…
参照法条旧刑訴法398条,旧刑訴法421条,旧刑訴法409条

一 公務員甲、乙に各別に贈賄する意見をもつて二口の金包を何人に贈与するかを指示せず同時に同場所でその旨を告げ甲に交付した場合と乙に対する贈賄罪の成立―右の場合乙が收賄したとき贈賄者に対する擬律 二 第一審において有罪とせられた二個の事実の中…

最高裁判所第二小法廷昭和25年11月10日昭和25(れ)757刑集 第4巻11号2248頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 被告人が二千五百円と千五百円の二口の金包を、何れの金包を何人に贈与するかを指示せず、同時に同場所で判示Aを通じBに交付したとしても、右Bに対する金品の交付行為をもつてしては未だ同人に対する贈賄行為の成立あるに止り、Cに対してはさらに情を知つた右Bが判示の金品をCに交付したときはじめてその実行行為があつたものというべ…
参照法条刑法198条,刑法197条,刑法45条前段,刑法54条1項前段,旧刑訴法403条

一 少年法第五一条の法意と同法にいわゆる不定期刑の意義 二 最高裁判所において破棄自判するに当り同裁判所に事件繋属中成年に達した場合に少年法適用の有無

最高裁判所第一小法廷昭和25年11月9日昭和24(れ)1751刑集 第4巻11号2227頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 原判決が所論の犯罪事実を認定し、これに対し所論の刑法の法条の外少年法をも適用し結局新少年法第五一条に徒い被告人両名を各拾年以上拾五年以下の懲役に処したことは所論のとおりである。そして新少年法第五一条の法文と同第五二条の法文とを対照し、同第五八条第五九条の法文をも参酌すれば、同第五一条は、拾年以上拾五年以下の刑の範囲…
参照法条少年法(昭和23年法律186号)51条,少年法2条,旧刑訴法448条

必要的弁護事件において裁判所による弁護人の選任が控訴趣意書差出期間経過後であつても違法にならない場合

最高裁判所第一小法廷昭和25年11月2日昭和25(あ)643刑集 第4巻11号2211頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨原審は控訴趣意書を差出すべき最終日を昭和二四年八月一九日と指定し、同年七月二二日その通知書を被告人に送達してこれが通知をなしているのである。そして、被告人は国選弁護人選任要否の照会に対し一旦その必要なき旨の回答をしながら控訴趣意書差出最終日に切迫した同年八月一七日に改めてこれが選任を請求したものであつて、原審裁判長は同…
参照法条刑訴法289条,刑訴法404条,刑訴法388条,刑訴規則236条1項

一 有罪判決において証拠の標目を挙示したことと証拠説明に関する法律上の判断 二 刑訴法第一二二条による換価代金と刑法第一九条

最高裁判所第一小法廷昭和25年10月26日昭和25(あ)477刑集 第4巻10号2170頁
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裁判要旨一 有罪判決において、数個の独立した犯罪事実を認定するにあたり、証拠の標目を一括して挙示したからといつて、ただそれだけでは、その判決は、かかる場合の証拠説明の仕方に関し、何ら法律上の判断見解を示したものとはいえない。 二 押収した犯罪行為組成物件の刑訴第一二二条(第二二二条)による換価代金は、刑法第一九条の適用上、被換…
参照法条刑訴法335条1項,刑訴法405条,刑訴法122条,刑訴法222条,刑訴法19条

控訴趣意を援用すると記載した上告趣意の適否

最高裁判所第一小法廷昭和25年10月12日昭和25(あ)1220刑集 第4巻10号2084頁
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裁判要旨上告趣意第二点は、理由については控訴趣意第一点を援用するというのであつて、上告趣意書自体に亳もその趣意内容を示していないから適法な上告趣意ではない。
参照法条刑訴法407条,刑訴規則240条

控訴審において被告人に陳述の機会を与えることの要否

最高裁判所第一小法廷昭和25年10月12日昭和25(あ)1415刑集 第4巻10号2087頁
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裁判要旨新刑訴における控訴審は旧刑訴における控訴審とは異り、第一審手続の覆審ではなく、第一審判決における一定の事実点並びに法律点に対する事後審査の手続である。されば控訴審の公判期日には被告人は必ずしも出頭することを要せず、被告人のためにする弁論は弁護人でなければこれをすることができないものとされ、しかも検察官及び弁護人は控訴趣…
参照法条刑訴法404条,刑訴法293条,刑訴法388条,刑訴規則250条,刑訴規則211条

一 酒税法の犯則者に対して刑罰を科する趣旨と刑法第四八条第二項の適用の排除 二 昭和二四年法律第四三号による改正前の酒税法第六六条と懲役及び罰金を併科する場合の刑法第四八条の適用の有無 三 酒税法の犯則者に対して当該税務官吏の告発は犯罪の処…

最高裁判所第一小法廷昭和25年10月12日昭和25(あ)692刑集 第4巻10号2073頁
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裁判要旨一 従来酒税法でその犯則者に対して刑罰を科するおもなる趣旨は犯則によつて国に財政上の損失を生ぜしめないことを担保するにあるから、その刑罰も純然たる刑事犯と異り犯人の責任年齢、心神の状態、法の不知等の主観的条件を顧慮せずに各犯罪行為を客観的、数理的に考察して、罰金科料等の金刑だけを脱税額の倍数を以て決定し自由裁量を許さな…
参照法条昭和24年法律43号による改正前の酒税法60条,昭和24年法律43号による改正前の酒税法66条,刑法48条2項,刑訴法338条4号,刑訴法335条,刑訴法405条

一 判決言渡手続の併合と決定の要否 二 旧刑訴法における審判の併合分離は予め決定を為し、被告人に告知することを必要とするか

最高裁判所第一小法廷昭和25年10月12日昭和25(れ)1044刑集 第4巻10号2096頁
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裁判要旨一 本件では、昭和二五年二月二四日附の被告人両名に対する原判決書冒頭に「当裁判所は被告人Aについては検事浜田竜信被告人Bについては検事宮崎三郎各関与の上更に審理を遂げ併合して左の通り判決する」と記載され且つ同日における同一公判(判決宣言)期日において同一公判廷に出頭した右被告人両名に対し実際上宣告手続を併合して前示判決…
参照法条旧刑訴法50条,旧刑訴法51条,旧刑訴法348条

検事が起訴前にした強制処分の請求に基き作成された「検証並押収調書」が被告人の控訴申立後第一審裁判所に提出された場合控訴審は右調書及び押收物につき証拠調をすることを要するか

最高裁判所第一小法廷昭和25年10月5日昭和25(れ)988刑集 第4巻10号1898頁
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裁判要旨検事が起訴前にした強制処分の請求に基き作成された「検証並押収調書」が、第一審判決の言渡及び被告人の控訴申立後、第一審裁判所に提出され記録とともに控訴審に送付された場合、控訴審は、旧刑訴法第三四二条によつて、右調書及び検証の現場で押收された物件を公判廷において取り調べなければならぬものではない。
参照法条旧刑訴法342条

公訴提起についての検察官の意図と公訴の適否

最高裁判所第二小法廷昭和24年12月10日昭和24(れ)1819刑集 第3巻12号1933頁
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裁判要旨公訴の提起について検察官に労働者の争議権を蹂躪する意図があつたとしても、公訴提起の手続が適法に行われている以上、その公訴を不敵法として排斥することはできない。
参照法条旧刑訴法364条6号

一 舊刑訴法第六九第二項により判決書に記載すべき檢事の氏名 二 控訴審の公判期日に被告人を召喚することの要否。

最高裁判所第二小法廷昭和24年9月10日昭和24(れ)519刑集 第3巻10号1585頁
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裁判要旨一 舊刑事訴訟法第六九條第二項により判決書に記載すべき檢事の氏名は公判に關與した檢事の氏名であるから、審理又は判決言渡のいずれかの公判に關與した檢事の氏名であればよいのであつて、必ず審理に關與した檢事の氏名でなければならないと解すべき理由はない。 二 控訴審の公判期日に被告人を召喚する手続がとられていなくても、その期日…
参照法条舊刑訴法69條2項,刑訴法404条,刑訴法273条2項,刑訴法390条

一 公判廷における原審相被告人のための証拠調の請求について決定をしなかつた違法と判決破棄の事由 二 訊問をした時刻の記載が正確を缺く訊問調書の効力

最高裁判所第一小法廷昭和24年8月18日昭和24(れ)614刑集 第3巻9号1487頁
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裁判要旨一 公判廷における証拠調の請求について、その採否の決定をすることなく弁論を終結して判決を言い渡したとしても、右証拠調の請求が単に原審相被告人のためにされたものであり、被告人に何等関係のない場合には、その違法は原判決破棄の事由にならない。 二 訊問調書にはその取調をした年月日を記載すれば足るのであつて、檢證、押収又は捜査…
参照法条旧刑訴法410条14号,旧刑訴法344条,舊刑訴法56條,舊刑訴法58條1項

一 被害者提出の診断書と証拠書類 二 證據書類の意義及び證據物との相違

最高裁判所第三小法廷昭和24年8月9日昭和24(れ)655刑集 第3巻9号1432頁
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裁判要旨一 傷害被告事件において、被害者から捜査官憲に提出され記録に編綴してある被害創傷に関する医師の診断書は、旧刑訴第三四〇条にいわゆる調拠書類にあたる。 二 舊刑事訴訟法にいわゆる證據物と證據書類との相違は、前者に於てはその物理的存在自體が問題であるのに對して、後者に於てはその存在は明白であり、唯その記載内容が犯罪事實の證…
参照法条旧刑訴法340条,旧刑訴法341条,舊刑訴法340條,舊刑訴法341條

一 暴行又は脅迫を以つて婦女の心神を喪失させ若しくは抗拒不能に爲して姦淫した行為の擬律 二 強姦の點が未遂に終つた強姦致死罪の擬律 三 驚愕によつて犯行を中止した場合と中止未遂 四 死因の確実性につき程度の差のある鑑定の結果を綜合して死因を…

最高裁判所第二小法廷昭和24年7月9日昭和23(れ)1252刑集 第3巻8号1174頁
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裁判要旨一 刑法第一七七條は暴行又は脅迫を以つて婦女を姦淫した者は、強姦の罪として處罰するを規定し、次に同法第一七八條において、人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又はこれをして心神を喪失せしめ、若しくは抗拒不能ならしめて姦淫したる者についても、前條の例による旨を規定している。かかる法條の排列から見れば、苟しくも暴行又は脅迫を…
参照法条刑法177条,刑法178条,刑法43条,刑法181条,刑法179条,旧刑訴法337条,旧刑訴法410条19号,憲法38条3項,旧刑訴法337条

一 控訴の申立が取下げられた事實を知らないでした判決の違法 二 小年法第五一条の法意。 三 小年法第五一条の解釈をあやまり不定期刑を科した判決と刑訴第四五八条第一号但書にいわゆる「被告人のため不利益」な判決。

最高裁判所第一小法廷昭和24年5月19日昭和24(そ)1刑集 第3巻6号855頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 第一審の有罪判決に對し被告人から適法な控訴の申立をなし、ついでこれに對し檢事から附帶控訴の申立がなされた控訴審に繋屬中被告人から昭和二三年一一月一〇日附を以て「訴訟取消書」と題する控訴申立の取下書と認むべきものを同裁判所に提出し、該書面は翌一一日同裁判所に到達した。從つて、本件控訴事件は、主たる控訴申立の取下によつ…
参照法条舊刑訴法516条,舊刑訴法520条,小年法51条,刑訴法458条1号

過失の主張と旧刑訴法第三六〇条第二項

最高裁判所第三小法廷昭和24年5月17日昭和23(れ)2030刑集 第3巻6号729頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨殺人被告事件において、被告人が過失による傷害である旨の主張は、旧刑訴法第三六〇条第二項の主張にはあたらない。
参照法条旧刑訴法360条2項,刑法199条,刑法210条,刑法410条20号

一 公定價格の定めある賍物の對價に對する被害者の交付請求權の範圍と沒収額 二 賍物の一部が犯行後加工により価格を増加して被害者に仮還付されている場合と被害者の交付請求により還付の言渡をすべき未還付品の対価の額 三 公定價格のある定め賍物の時…

最高裁判所第二小法廷昭和24年4月30日昭和23(れ)1796刑集 第3巻5号679頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 賍物の對價として得たものが犯人以外の者に屬せざるときは、これを沒収することができる。その賍物が公定價格の定めあるものであるときは、公定價格相當額について被害者に右對價の交付請求權があり、その請求があれば裁判所は右相當額を被害者に還付し(舊刑訴第三七三條第二項)その殘額を沒収することができるのである。(昭和二三年(れ…
参照法条刑法19條,舊刑訴法373條,旧刑訴法373条

一 検事が被告事件の要旨を陳述する方法 二 第一審において辯護人の證人申請を却下し第二審で同證人に對する司法警察官の聴取書を採證することの可否

最高裁判所第三小法廷昭和24年4月5日昭和23(れ)1953刑集 第3巻4号432頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 検事が第二審において第一審判決書理由摘示の事実とおり公訴事実を陳述しても、旧刑訴法第三四五条第一項に違反するものではない。 二 第一審裁判所が辯護人の證人喚問申請を却下した場合に第二審裁判所がその證人に對する司法警察官の聴取書を證據とするには請求の有無にかかはらず同人を公判期日に訊問する機關を被告人に與えなければな…
参照法条旧刑訴法345条1項,刑訴應急措置法12條1項

一 被告人に對する豫審訊問調書の作成者を訊問し得ることを被告人に告知することの要否 二 犯罪事實の一部について被告人の自白を唯一の證據として認定することの可否 三 誘導訊問に當らぬ一場合 四 証拠調の履践方法に関する公判調書の記載

最高裁判所第三小法廷昭和24年3月29日昭和23(れ)1619刑集 第3巻3号381頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 刑訴應急措置法第一二條の規定は、被告人の供述を録取した書類については、その適用のないこと明文の示す通りであるから、右の豫審訊問調書の作成者を訊問し得ることを被告人に告知すべきであつたという所論は理由がない。 二 裁判所が被告人の自白とその他の證據とを綜合して犯罪事實を認定するにあたつては、その犯罪事實の全部にわたつ…
参照法条刑訴應急措置法12條1項,刑訴應急措置法10條3項,憲法38條3項,憲法38條,旧刑訴法340条,旧刑訴法347条

一 弁論終結後と旧刑訴法第三五三条 二 迅速でない裁判と破棄の事由

最高裁判所第二小法廷昭和24年3月12日昭和23(れ)1579刑集 第3巻3号293頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 旧刑訴法第三五三条は、弁論終結後には適用されない。 二 憲法第三七条第一項に違反し、迅速を欠いた裁判であるということは、原判決破棄の理由にならない。
参照法条旧刑訴法353条,旧刑訴法411条,憲法37条

検事の事実及び法律の適用についての意見の陳べ方

最高裁判所第二小法廷昭和24年2月22日昭和23(れ)1449刑集 第3巻2号230頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨控訴審において、証拠調を終つた後に、検事が「原判決と同様に審判せられるを相当と思料する」と述べたときは、適法に、事実及び法律の適用について意見を陳述したものというべきである。
参照法条旧刑訴法349条,旧刑訴法407条

公判廷に弁護人が出頭し弁論をしたかどうかの手続と公判調書の記載

最高裁判所第二小法廷昭和24年2月8日昭和23(れ)1461刑集 第3巻2号95頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨公判調書に、弁護人が公判期日に公判廷に出張し、被告人のため弁論した旨記載されているときは、これに反する主張をすることを許さない。
参照法条旧刑訴法64条

一 「賍物の對價として得たる物」に對する沒収言渡の可否 二 公定價格ある賍物の對價に對する被害者の交付請求權の範圍 三 公定價格ある賍物の對價に關する沒収額の範圍

最高裁判所第二小法廷昭和24年1月25日昭和23(れ)546刑集 第3巻1号53頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 刑法第十九條第一項第四號に所謂「前號に記載したる物の對價として得たる物」の中には「臓物の對價として得たる物」をも含み、且つその對價が同條第二項に定める「其物犯人以外の者に屬せざるとき」の條件に當てはまるときは、之を沒収することができる。(昭和二三年(れ)第五四五號、同年一一月一八日第一小法廷判決参照)。 二 賍物が…
参照法条刑法19條1項3号,刑法19条2項,旧刑訴法373条1項,旧刑訴法373條2項

一 連續犯の判示の具體性の程度 二 控訴審において第一審が有罪と認定した犯罪事實の一部を無罪としながら第一審と同一の刑を言渡した場合と不利益變更禁止 三 証拠説明の方法 四 刑訴応急措置法第一〇条第二項と六ケ月余の拘禁後の自白 五 實質上理…

最高裁判所第三小法廷昭和23年12月14日昭和23(れ)745刑集 第2巻13号1739頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 連續一罪を構成すべき數多の行爲を判示するには各個の行爲の内容を一々具體的に判示することを要せず數多の行爲に共通した犯罪の手段方法その他の事實を具體的に判示する該其連續した行爲の始期終期、回數等を明らかにし且つ財産上の犯罪であつて被害者又は賍額に異同があるときは被害者中ある者の氏名を表示する外他は員數を掲げ賍額の合計…
参照法条刑法55條,刑法60條,刑訴法360條1項,刑訴法403條,刑訴法360条,刑訴法130條,刑訴応急措置法10条2項,裁判所法10條

一 賍物の還附を受けるべき被害者と被害当時の所有者との関係 二 賍物の還附を受けるべき被害者であることの理由明示の要否 三 文字の挿入削除が法定の要式を缺いた調書の効力

最高裁判所第二小法廷昭和23年12月11日昭和23(れ)998刑集 第2巻13号1728頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 盜賍を被害者に還付する言渡をする場合、その還付を受けるべき被害者は、必ずしも、判決の事実摘示において被害物件の所有者として指示された者であることを要しない。 二 賍物を還付する旨の言渡を受けた被害者が、その還付を受けるべき者であるとする理由は、特に判示することを要しない。 三 調書における文字の挿入削除が法定の要式…
参照法条刑訴法373条1項,刑訴法360条,刑訴法72條

一 被告人の住居の認定と證據調 二 被告人の住居の誤認と上告理由

最高裁判所第一小法廷昭和23年11月25日昭和23(れ)834刑集 第2巻12号1647頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 判決書に記載すべき被告人の住居は、被告人を特定する事項たるに止り、もとより罪となるべき事實ではないからこれを認めるのに、證據調その他特別の審理を要するものではなく、記録その他について適宜これが取調を爲すを以て足るものといわねばならぬ。 二 假りに原審が被告人の住居に對する判斷につき誤りがあつたとしても前段説示のごと…
参照法条刑訴法69条1項,刑訴法360条1項,刑訴法411条

一 賍物の對價として得た物を沒收するにはその對價を得た行爲が犯罪を構成することを必要とするか 二 刑訴法第三七三條の「被害者ニ還付スヘキ理由明白ナル」旨の判示の要否 三 賍物の對價として得た金錢は沒收し得るか 四 公定價格ある賍物の對價とし…

最高裁判所第一小法廷昭和23年11月18日昭和23(れ)545刑集 第2巻12号1597頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 所論のごとく物の對價を得た行爲(本件では賍物の賣買行爲)が犯罪を構成する場合でなければ、その對價の沒收の言渡ができぬと論ずるのは全くの獨斷である。犯罪行爲によつて得た對價を沒收するのであれば同項第三號によるのであつて、第四號によるのではない。そして第四號の對價を取得する行爲については、それが犯罪を構成することを要件…
参照法条刑法256条2項,刑法19条,刑法256条,刑訴法373条,刑訴法49条1項,刑訴法373条2号

強盗被告事件の被告人に弁護人を附けない違法

最高裁判所第三小法廷昭和23年11月9日昭和23(れ)719刑集 第2巻12号1508頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨強盗被告事件において、弁護人なくして開廷し、事件を審理したときは、その審理に立ち会つた他の共同被告人の弁護人が被告人のため有利な弁論をしても、この審理に基く判決は違法である。
参照法条刑訴法334条,刑訴法410条10号

裁判長判事として公判に列席した事実の認定

最高裁判所第一小法廷昭和23年11月4日昭和23(れ)755刑集 第2巻12号1459頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨公判調書に某判事が裁判長判事として列席したと記載してあり、且つ、右調書の末尾に右判事が裁判長判事として署名捺印している場合には、公判調害が虚偽又は偽造であると認むべき事情か存在しない限り、右某判事が裁判長判事として公判に列席したものと認むべきである。
参照法条刑訴法60条,刑訴法410条4号,刑訴法63条1項,刑訴法64条

一 検事が犯行の年月日につき誤記のある原判決を引用してなした被告事件の要旨の陳述 二 自首又は酌量減輕の事由判示の要否

最高裁判所第三小法廷昭和23年9月14日昭和23(れ)498刑集 第2巻10号1205頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 検事が公判廷で原判決を引用して被告事件の要旨を陳述した場合に、その判決の摘示事実に、犯行の年月日について誤記があつても、起訴した公訴事実の同一性を害しないときは、右被告事件の陳述は適法である。 二 自首減輕をするか否かは、裁判所の事由裁量に任されているところであり、かかる事實ありとの主張が、刑事訴訟法第三六〇條第二…
参照法条刑訴法345条,刑訴法360條2項,刑法42條1項,刑法66條

一 見張りと窃盜の共同正犯 二 財物奪取の意思連絡による行爲の分擔と強盜の共同正犯 三 共謀の事實についての判示の程度 四 見張りと強盜の共同正犯 五 脅迫されて犯行現場の近くに立つていたとの主張と刑訴第三六〇条第二項 六 共謀の日時場所の…

最高裁判所第三小法廷昭和23年7月20日昭和23(れ)351刑集 第2巻8号979頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 窃盜の共犯者と意思連絡のもとに見張をした場合は窃盜の共同正犯と斷ずべきものである。 二 他人の財物を奪取する意思連絡の下にその目的を達するために、或者は財物の奪取行爲を擔當し、他の者は被害者に暴行又は脅迫を加えた場合に、その全員について強盜罪の共同正犯が成立することは多く論ずるまでもないことである。 三 論旨は何日…
参照法条刑法356条,刑法60条,刑法236条,刑訴法360条1項,刑訴法360条2項

一 賭博罪の判示と博戯の方法 二 賭博罪の着手と既遂の時期 三 賭博罪の成立と勝敗の未決 四 公判關與の檢事と異なる檢事の氏名を判決に記載した違法と上告理由

最高裁判所第一小法廷昭和23年7月8日昭和23(れ)305刑集 第2巻8号822頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 「先づ賭銭をその場に出し、次に花札を取り、俗に飯田花という博戯に着手し」た旨のを判示する以上、特に博戯の方法を詳細に説示する必要はない。 二 金銭を賭け花札を使用する博戯において、当事者が既に賭銭をその場に出し花札を配布したときは、たとえそれが親をきめるためであつても、賭博罪は成立する。 三 勝敗が既に決したことは…
参照法条刑訴法360条1項,刑訴法69條2項,刑法185条

一 公判手續の瑕疵と手續の更新 (辯論更新前における刑訴第四三條第二項の違反) 二 辯護人不出頭のまま行われた公判手續を更新した場合と辯護權の不法制限 三 強盗共犯者の犯意の認定と他の共犯者の行爲に對する共同責任 四 勾留六ケ月後にした自白…

最高裁判所第二小法廷昭和23年4月17日昭和22(れ)209刑集 第2巻4号364頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨一 原審は右第一回公判期日において審理を終結したのではなく、その後公判手續は第二回及び第三回各公判期日においてその都度適法に更新され、第二回公判期日には被告人Aの私選辯護人伊藤博夫が、又第三回公判期日には同様同被告人の私選辯護人桑名邦雄がそれぞれ出頭して審理に立曾つていることが記録上明かであるから、右第一回公判期日にお…
参照法条刑訴法43条2項,刑訴法411条,刑訴法334条,刑訴法410条10号,刑訴法184条,刑訴法201条,刑訴法199条,刑訴法238条,刑訴法242条,刑法60条,刑法236条,憲法38条2項,刑訴応急措置法10条2項

自首の事實の判示の要否

最高裁判所第二小法廷昭和23年4月10日昭和22(れ)273刑集 第2巻4号330頁
位置づけ最高裁 / 刑集登載
裁判要旨自首減輕を與へると否とは事實裁判所の專權に屬することで、之を與えない場合、特に自首の事實を判決に判示する必要はない。然らば原判決が被告人が自首した事實を摘示せず又之に關する法條を示さなかつたとしても何等違法はない。
参照法条刑法42条,刑訴法360条2項

最高裁 / 民集登載2件

一 犯罪事実の同一性の認められる一場合 二 起訴状記載の罪名と勾留状記載の罪名とが異なる場合と勾留の効力 三 人身保護規則第四条但書の趣旨

最高裁判所第二小法廷昭和26年7月6日昭和26(オ)190民集 第5巻8号474頁
位置づけ最高裁 / 民集登載
裁判要旨一 「被疑者は、昭和二六年一月一〇日午後六時頃甲某を乙駅車庫詰所へ連れ込み、近くにあつた丸鉄棒で後頭部を殴打し暴行を加え、極度に畏怖せしめた上同人の冬オーバーを喝取した」との勾留状記載の被疑事実と「被告人は、昭和二六年一月一〇日午後五時過頃乙駅車庫詰所において甲某に対し右手拳又はストーブ用鉄棒(約一尺五寸位)等により交…
参照法条刑訴法256条,刑訴法208条,刑訴法60条2項,人身保護規則4条

一 外国人登録令施行規則第一九条の執行者の署名捺印 二 被保釈者を行政権により拘束することの適否

最高裁判所第二小法廷昭和25年12月28日昭和25(オ)349民集 第4巻12号683頁
位置づけ最高裁 / 民集登載
裁判要旨一 外国人登録令施行規則第一九条(昭和二五年九月三〇日政令第二九五号による改正前のもの)に規定する執行者の署名捺印がなくても、これにより退去強制令書の執行の要件は違法とはならない。 二 保釈中退去強制令書により一時拘束したとしても、これをもつてただちに行政権による司法権の侵犯ということはできない。
参照法条外国人登録令(昭和25年9月30日政令295号による改正前のもの)16条,外国人登録令施行規則(昭和25年9月30日政令295号による改正前のもの)19条,刑訴法89条,刑訴法90条,憲法37条

最高裁 / 裁判集登載145件

刑訴法96条7項による保釈保証金没取請求が認容された事例

最高裁判所第一小法廷令和6年11月19日令和6(す)739集刑 第333号369頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法96条7項 刑事訴訟法等の一部を改正する法律(令和5年法律第28号)附則3条3項

検察官が被疑者として取り調べた者の供述及びその状況を録音及び録画を同時に行う方法により記録した記録媒体が、民訴法220条3号所定のいわゆる法律関係文書に該当するとして文書提出命令の申立てがされた場合に、刑訴法47条に基づきその提出を拒否した…

最高裁判所第二小法廷令和6年10月16日令和6(許)5集民 第271号147頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
裁判要旨刑事事件の被疑者の1人として逮捕、勾留され、上記刑事事件について起訴されたが、無罪判決を受けたXが、上記の逮捕、勾留及び起訴が違法であると主張して国家賠償を求める本案訴訟において、検察官がAを上記刑事事件の被疑者の1人として取り調べる際にAの供述及びその状況を録音及び録画を同時に行う方法により記録した記録媒体のうちXに…
参照法条民訴法220条3号、刑訴法47条、刑訴法301条の2

逮捕に関する裁判に対する特別抗告の可否

最高裁判所第一小法廷令和6年7月17日令和6(し)462集刑 第333号361頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法199条、刑訴法429条1項、刑訴法433条1項

被告人を死刑に処した裁判員裁判による第1審判決を量刑不当として破棄し無期懲役に処した原判決の量刑が維持された事例

最高裁判所第一小法廷令和6年5月27日令和5(あ)292集刑 第333号297頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法199条、刑訴法411条2号

刑訴法207条の2の規定について、被疑者を勾留するに当たり、その理由を被疑事件を特定して告げるものとはいえず、また、被疑者が弁護人に依頼する権利を侵害するから憲法34条に違反するとの主張が、欠前提処理された事例

最高裁判所第三小法廷令和6年4月24日令和6(し)262集刑 第333号289頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条憲法34条、刑訴法207条の2

反則行為に当たる速度違反を非反則行為と誤認してされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第一小法廷令和6年3月7日令和5(さ)24集刑 第333号273頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号

再審請求を棄却した原々決定を是認した原決定に対する特別抗告が棄却された事例

最高裁判所第三小法廷令和6年1月29日令和4(し)206集刑 第333号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法435条6号

死刑の量刑が維持された事例(元警官妻子3人殺害事件)

最高裁判所第三小法廷令和5年12月8日令和3(あ)1399集刑 第332号309頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条、刑法199条、刑訴法411条2号

逃亡犯罪人引渡法に基づく仮拘禁許可状の発付に対する不服申立ての許否

最高裁判所第二小法廷令和5年11月6日令和5(し)735集刑 第332号241頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条逃亡犯罪人引渡法5条2項、逃亡犯罪人引渡法25条、刑訴法433条、裁判所法7条、裁判所法8条、憲法34条

検察官事務取扱の職務命令の発令を受けていなかった検察事務官がした公訴に基づき発付された略式命令に対する非常上告が認められた事例

最高裁判所第三小法廷令和5年9月29日令和5(さ)11集刑 第332号235頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法454条、刑訴法458条1号

検察官事務取扱の職務命令の発令を受けていなかった検察事務官がした公訴に基づき発付された略式命令に対する非常上告が認められた事例

最高裁判所第二小法廷令和5年9月22日令和5(さ)1集刑 第332号213頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法454条、刑訴法458条1号

死刑の量刑が維持された事例(遺体なき殺人事件)

最高裁判所第二小法廷令和5年7月3日令和3(あ)855集刑 第332号79頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条、刑法199条、刑訴法411条2号

死刑の量刑が維持された事例(マニラ保険金殺人事件)

最高裁判所第一小法廷令和5年6月5日令和2(あ)124集刑 第332号27頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条、刑法199条、刑訴法411条2号

勾留理由の開示に対する特別抗告申立ての適否

最高裁判所第一小法廷令和5年5月8日令和5(し)270集刑 第332号17頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法83条、刑訴法84条、刑訴法433条1項

被告人が弁護人に対し上告趣意書差出最終日前に被告人作成の上告趣意書を送付したが、弁護人が上告棄却決定後にこれを裁判所に提出したという事案につき、上告棄却決定に判断遺脱はないとされた事例

最高裁判所第一小法廷令和5年3月7日令和5(す)14集刑 第332号9頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法385条2項、刑訴法386条2項、刑訴法414条

殺人の公訴事実について、自殺の主張は客観的証拠と矛盾するなどとして有罪の第1審判決の結論を是認した原判決に、審理不尽の違法、事実誤認の疑いがあるとされた事例

最高裁判所第一小法廷令和4年11月21日令和3(あ)319集刑 第331号7頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法199条、刑訴法411条1号、刑訴法411条3号、刑訴法413条本文

上告趣意書の差出最終日に弁護人が辞任し差出最終日には被告人に弁護人がなかったとしても、差出最終日までに上告趣意書を差し出さなかったことを理由に被告人の上告を棄却したことが正当であるとされた事例

最高裁判所第三小法廷令和4年7月20日令和4(す)428集刑 第331号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法386条1項1号、刑訴法414条

準強制わいせつ被告事件について,公訴事実の事件があったと認めるには合理的な疑いが残るとして無罪とした第1審判決を事実誤認を理由に破棄し有罪とした原判決に,審理不尽の違法があるとされた事例

最高裁判所第二小法廷令和4年2月18日令和2(あ)1026集刑 第330号11頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法178条1項,刑訴法411条1号,刑訴法413条本文

死刑の量刑が維持された事例(連続青酸不審死事件)

最高裁判所第三小法廷令和3年6月29日令和1(あ)953集刑 第329号101頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法199条,刑訴法411条2号

判決書に裁判長の押印を欠く法令違反が判決に影響を及ぼさないとされた事例

最高裁判所第二小法廷令和3年6月28日令和3(あ)424集刑 第329号95頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴規則55条,刑訴法411条1号

死刑の量刑が維持された事例(干物店強盗殺人事件)

最高裁判所第一小法廷令和3年1月28日平成30(あ)1270集刑 第329号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条後段,刑訴法411条2号,刑訴法411条3号

再審請求を棄却した原決定に審理不尽の違法があるとされた事例

最高裁判所第三小法廷令和2年12月22日平成30(し)332集刑 第328号67頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法411条1号,刑訴法426条2項,刑訴法434条,刑訴法435条6号

死刑の量刑が維持された事例(前橋市連続強盗殺人事件)

最高裁判所第三小法廷令和2年9月8日平成30(あ)318集刑 第328号41頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条後段,刑訴法411条2号

申立人の記名のみがあり署名押印がいずれもない申立書による特別抗告の申立てが無効とされた事例

最高裁判所第三小法廷令和2年3月23日令和2(し)78集刑 第328号11頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑事確定訴訟記録法8条,刑訴法434条,刑訴法423条,刑訴規則60条

反則行為に当たる過失による通行禁止違反について,反則行為に関する処理手続を経由しないまま仮免許運転条件違反との併合罪として発付された略式命令に対する非常上告

最高裁判所第一小法廷令和2年3月12日令和2(さ)1集刑 第328号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号,刑訴法338条4号

被告人を死刑に処した裁判員裁判による第1審判決を量刑不当として破棄し無期懲役に処した原判決の刑の量定が維持された事例

最高裁判所第一小法廷令和元年12月2日平成29(あ)621集刑 第327号17頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法199条,刑訴法411条2号

逃亡犯罪人引渡法10条1項3号の決定に対する不服申立ての許否

最高裁判所第二小法廷令和元年11月12日令和1(し)699集刑 第327号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条逃亡犯罪人引渡法10条1項,刑訴法433条,裁判所法7条,裁判所法8条,憲法31条,憲法81条

小型特殊自動車による牽引について,小型特殊自動車を「牽引自動車」と誤認して無免許運転(牽引免許を受けないで運転)に当たるとしてされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第二小法廷令和元年8月9日令和1(さ)1集刑 第326号213頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号,刑訴法336条

死刑の量刑が維持された事例(愛知の夫婦強盗殺人等事件)

最高裁判所第二小法廷令和元年7月19日平成28(あ)1889集刑 第326号193頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法(平成16年法律第156号による改正前のもの)240条後段,刑訴法411条2号

死刑の量刑が維持された事例(山口周南市連続殺人放火事件)

最高裁判所第一小法廷令和元年7月11日平成28(あ)1508集刑 第326号133頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法199条,刑訴法411条2号

被告人を死刑に処した裁判員裁判による第1審判決を量刑不当として破棄し無期懲役に処した原判決の量刑が維持された事例

最高裁判所第一小法廷令和元年7月1日平成29(あ)605集刑 第326号63頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法199条,刑法225条,刑法190条,刑訴法411条2号

鑑定等の新証拠が無罪を言い渡すべき明らかな証拠に当たるとして再審開始の決定をした原々決定及び結論においてこれを是認した原決定にはいずれも刑訴法435条6号の解釈適用を誤った違法があるとされた事例

最高裁判所第一小法廷令和元年6月25日平成30(し)146集刑 第326号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法411条1号,刑訴法426条2項,刑訴法434条,刑訴法435条6号,刑訴法447条1項

平成28年法律第54号による改正前の刑訴法157条の3,157条の4と憲法37条1項,2項前段,82条1項

最高裁判所第二小法廷平成31年4月19日平成30(あ)1333集刑 第325号95頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条憲法37条1項,憲法37条2項,憲法82条1項,刑訴法(平成28年法律第54条による改正前のもの)157条の3,刑訴法(平成28年法律第54条による改正前のもの)157条の4

傷害致死被告事件において接見等禁止の裁判に対する準抗告を棄却した原決定に刑訴法81条,426条の解釈適用を誤った違法があるとされた事例

最高裁判所第三小法廷平成31年3月13日平成31(し)113集刑 第325号83頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法81条,刑訴法411条1号,刑訴法426条,刑訴法434条

刑訴法435条1号にいう「確定判決」の意義

最高裁判所第一小法廷平成31年2月12日平成30(し)584集刑 第325号79頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法435条1号

死刑の量刑が維持された事例(堺市連続強盗殺人事件)

最高裁判所第三小法廷平成31年2月12日平成28(あ)1485集刑 第325号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条後段,刑訴法411条2号

死刑の量刑が維持された事例(資産家夫婦強盗殺人事件)

最高裁判所第二小法廷平成30年12月21日平成28(あ)543集刑 第324号23頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条後段,刑訴法411条2号

勾留の裁判に関する準抗告決定(原裁判取消し,勾留請求却下)に対する検察官からの特別抗告が棄却された事例

最高裁判所第二小法廷平成30年10月31日平成30(し)585集刑 第324号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条大麻取締法24条1項,大麻取締法24条2項,国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律8条2項,刑訴法60条1項,刑訴法411条,刑訴法426条1項,刑訴法434条

死刑の量刑が維持された事例(愛知一家強盗殺傷事件)

最高裁判所第一小法廷平成30年9月6日平成27(あ)1585集刑 第323号39頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条後段,刑訴法411条2号

原判決が理由中において訴因外の共同正犯が成立するとしたことが是認できないとされた事例

最高裁判所第一小法廷平成30年2月26日平成28(あ)1869集刑 第323号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法60条,刑法205条,刑訴法294条,刑訴法308条,刑訴法312条,刑訴法404条

陳述書等の新証拠が無罪を言い渡すべき明らかな証拠に当たるとして再審開始の決定をした原判断に刑訴法435条6号の解釈適用を誤った違法があるとされた事例

最高裁判所第一小法廷平成29年12月25日平成27(し)587集刑 第322号253頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法411条1号,刑訴法426条1項,刑訴法426条2項,刑訴法434条,刑訴法435条6号,刑訴法448条1項

死刑の量刑が維持された事例(大阪ドラム缶遺体事件)

最高裁判所第三小法廷平成29年12月8日平成27(あ)120集刑 第322号57頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条後段,刑訴法411条2号,刑訴法411条3号

死刑の量刑が維持された事例(鳥取連続不審死事件)

最高裁判所第一小法廷平成29年7月27日平成26(あ)589集刑 第322号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条,刑訴法411条2号,刑訴法411条3号

死刑の量刑が維持された事例(首都圏連続不審死事件)

最高裁判所第二小法廷平成29年4月14日平成26(あ)639集刑 第321号83頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法199条,刑訴法411条2号,刑訴法411条3号

反則行為に当たる通行禁止場所通行を犯した被告人に対し運転免許が失効しているものと誤認してされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第二小法廷平成29年4月7日平成28(さ)2集刑 第321号73頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法338条4号,刑訴法458条1号

陳述書等の新証拠が無罪を言い渡すべき明らかな証拠に当たるとして再審開始の決定をした原審の手続に審理不尽の違法があるとされた事例

最高裁判所第一小法廷平成29年3月31日平成28(し)639集刑 第321号55頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法411条1号,刑訴法426条2項,刑訴法434条,刑訴法435条6号,刑訴法448条1項

置き忘れられた現金在中の封筒を窃取したとされる事件について,封筒内に現金が在中していたとの事実を動かし難い前提として被告人以外には現金を抜き取る機会のあった者がいなかったことを理由に被告人による窃取を認定した第1審判決及び原判決の判断が論理…

最高裁判所第二小法廷平成29年3月10日平成27(あ)63集刑 第321号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法235条,刑訴法411条3号

公訴提起後第1回公判期日前に弁護人が申請した保釈請求に対する検察官の意見書の謄写を許可しなかった裁判官の処分が是認できないとされた事例

最高裁判所第一小法廷平成28年10月25日平成28(し)607集刑 第320号463頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法40条1項,刑訴法280条1項,刑訴法280条3項

死刑の量刑が維持された事例(長崎ストーカー殺人事件)

最高裁判所第一小法廷平成28年7月21日平成26(あ)1160集刑 第320号395頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法199条,刑訴法411条2号

処断刑超過による非常上告(心神耗弱者の行為についての必要的減軽を看過)

最高裁判所第二小法廷平成28年7月4日平成28(さ)1集刑 第320号387頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号

死刑の量刑が維持された事例(元少年石巻殺傷事件)

最高裁判所第一小法廷平成28年6月16日平成26(あ)452集刑 第320号99頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法199条,刑訴法411条2号

死刑の量刑が維持された事例(山形東京連続放火殺人事件)

最高裁判所第二小法廷平成28年6月13日平成26(あ)1655集刑 第320号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法108条,刑法199条,刑訴法411条2号

死刑の量刑が維持された事例(長野一家3人強盗殺人事件)

最高裁判所第三小法廷平成28年4月26日平成26(あ)477集刑 第319号307頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条,刑訴法411条2号

罪数に関する法令適用の誤りがあるが,刑訴法411条を適用すべきものとは認められないとされた事例

最高裁判所第一小法廷平成28年3月23日平成26(あ)1870集刑 第319号301頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法45条前段,刑訴法411条

自動車運転過失致死の公訴事実について防犯カメラの映像と整合しない走行態様を前提に被告人を有罪とした原判決に,審理不尽の違法,事実誤認の疑いがあるとされた事例

最高裁判所第三小法廷平成28年3月18日平成26(あ)1844集刑 第319号269頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法(平成25年法律第86号による改正前のもの)211条2項,刑訴法411条1号,刑訴法411条3号,刑訴法413条本文

死刑の量刑が維持された事例(福島夫婦強盗殺人事件)

最高裁判所第三小法廷平成28年3月8日平成26(あ)959集刑 第319号163頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法240条後段,刑訴法411条2号

死刑の量刑が維持された事例(大阪パチンコ店放火殺人事件)

最高裁判所第三小法廷平成28年2月23日平成25(あ)1329集刑 第319号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法11条,刑法108条,刑法199条,刑訴法411条2号

検察官のした廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反被告事件に係る刑事確定訴訟記録の閲覧申出一部不許可処分を取り消し,原発事故により放出された放射性物質で汚染された木くずの移動経路,搬入先等を記載した捜査報告書の一部閲覧を命じた原決定について,…

最高裁判所第三小法廷平成27年12月14日平成27(し)401集刑 第318号171頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑事確定訴訟記録法4条1項,刑事確定訴訟記録法4条2項,刑事確定訴訟記録法8条,刑訴法411条1号,刑訴法426条,刑訴法434条

業務上横領被疑事件において勾留請求を却下した原々裁判を取り消して勾留を認めた原決定に刑訴法60条1項の解釈適用を誤った違法があるとされた事例

最高裁判所第二小法廷平成27年10月22日平成27(し)597集刑 第318号11頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法60条1項,刑訴法411条1号,刑訴法426条,刑訴法434条

刑訴法461条以下の略式手続の規定違憲の主張が原判決の結論に影響のない事項に関するものであるとして不適法とされた事例

最高裁判所第一小法廷平成27年10月16日平成27(あ)1105集刑 第318号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条憲法31条,憲法32条,憲法37条,憲法38条3項,憲法82条,刑訴法405条,刑訴法461条以下

あらかじめ告知・弁解等の機会を与えずになされた保釈取消し決定及び保釈保証金没取決定と憲法31条

最高裁判所第二小法廷平成27年9月28日平成27(し)532集刑 第317号349頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条憲法31条,刑訴法96条1項,刑訴法96条2項

あらかじめ告知・弁解等の機会を与えずになされた保釈取消し決定及び保釈保証金没取決定と憲法31条

最高裁判所第二小法廷平成27年9月28日平成27(し)533集刑 第317号351頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条憲法31条,刑訴法96条1項,刑訴法96条2項

弁護人からの飲食物差入れ拒否及び弁護人への宅下げ禁止のような拘置所職員のした処分と刑訴法430条1項又は2項の準抗告の許否(消極)

最高裁判所第三小法廷平成27年9月8日平成27(し)483集刑 第317号343頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法430条1項,刑訴法430条2項

「車両通行帯の設けられた道路」と誤認して法定の車両通行帯以外を通行したとしてされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第二小法廷平成27年6月8日平成27(さ)1集刑 第317号335頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号,刑訴法336条

反則行為について通告を欠いたまま反則金不納付事件として発付された略式命令に対する非常上告

最高裁判所第二小法廷平成27年6月8日平成27(さ)2集刑 第317号339頁
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参照法条刑訴法458条1号,刑訴法338条4号

自転車専用通行帯を自転車道と誤認して通行区分違反に当たるとしてされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第二小法廷平成27年4月20日平成26(さ)1集刑 第316号155頁
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参照法条刑訴法458条1号,刑訴法336条

準強制わいせつ被告事件において保釈を許可した原々決定を取り消して保釈請求を却下した原決定に刑訴法90条,426条の解釈適用を誤った違法があるとされた事例

最高裁判所第三小法廷平成27年4月15日平成27(し)223集刑 第316号143頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法90条,刑訴法411条1項,刑訴法426条,刑訴法434条

控訴審判決の宣告前に被告人が死亡していた場合について最高裁判所において公訴棄却決定がされた事例

最高裁判所第二小法廷平成27年3月3日平成27(あ)239集刑 第316号139頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法339条1項4号,刑訴法403条1項,刑訴法404条,刑訴法414条

被害者等が被害状況等を再現した結果を記録した捜査状況報告書を刑訴法321条1項3号所定の要件を満たさないのに同法321条3項のみにより採用した第1審の措置を是認した原判決に違法があるとされた事例

最高裁判所第一小法廷平成27年2月2日平成26(あ)1422集刑 第316号133頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法321条1項3号,刑訴法321条3項

刑訴法435条6号の証拠の明白性を否定した原判断が是認された事例(いわゆる福井女子中学生殺人事件)

最高裁判所第二小法廷平成26年12月10日平成25(し)133集刑 第315号261頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法435条6号,刑訴法447条

迷惑行為防止条例違反被疑事件において勾留請求を却下した原々裁判を取り消して勾留を認めた原決定に刑訴法60条1項,426条の解釈適用を誤った違法があるとされた事例

最高裁判所第一小法廷平成26年11月17日平成26(し)578集刑 第315号183頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法60条1項,刑訴法411条1号,刑訴法426条,刑訴法434条

女子高校生に強いてわいせつな行為をして殺害したとして起訴された事案につき,目撃証言の信用性を否定するなどして事実誤認を理由に有罪(無期懲役)の第1審判決を破棄し無罪とした原判決が是認された事例(舞鶴女子高校生殺害事件)

最高裁判所第一小法廷平成26年7月8日平成25(あ)169集刑 第314号99頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法181条1項,刑法176条前段,刑法199条,刑訴法382条,刑訴法397条1項,刑訴法411条3号

反則行為に当たる速度違反を非反則行為と誤認してされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第三小法廷平成26年4月15日平成25(さ)5集刑 第313号363頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号

最高速度を誤認して速度違反に当たるとしてされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第三小法廷平成26年4月15日平成25(さ)10集刑 第313号369頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号,刑訴法336条

暴力団関係者の利用を拒絶しているゴルフ場において暴力団関係者であることを申告せずに施設利用を申し込む行為が,詐欺罪にいう人を欺く行為に当たらないとされた事例

最高裁判所第二小法廷平成26年3月28日平成25(あ)911集刑 第313号329頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法246条2項,刑訴法411条3号

特別抗告審において原決定が取り消され,保釈を許可した原々決定が是認された事例

最高裁判所第三小法廷平成26年3月25日平成26(し)136集刑 第313号319頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法90条,刑訴法411条1号,刑訴法426条,刑訴法434条

有罪の言渡しを受けた者の養子である申立人の死亡を理由とする旧刑訴法による再審請求事件の手続終了宣言に対する特別抗告が棄却された事例

最高裁判所第二小法廷平成26年1月27日平成25(し)726集刑 第313号3頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法施行法2条,刑訴応急措置法18条,旧刑訴法466条1項,旧刑訴法492条

第1審で開始された勾留につき,被告人の控訴により訴訟記録が控訴裁判所に到達した後に第1審裁判所に対して勾留理由開示の請求をすることの許否(消極)

最高裁判所第二小法廷平成26年1月21日平成25(し)752集刑 第313号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法82条,刑訴法97条

原判決中未決勾留日数算入部分が破棄された事例

最高裁判所第三小法廷平成25年11月19日平成25(あ)507集刑 第312号49頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法21条,刑訴法495条2項2号,刑訴法405条2号

原判決中未決勾留日数算入部分が破棄された事例

最高裁判所第三小法廷平成25年11月19日平成25(あ)508集刑 第312号59頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法21条,刑訴法495条2項2号,刑訴法405条2号

殺人1件,傷害致死1件等の事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例(中国人妻による替え玉殺人事件)

最高裁判所第二小法廷平成25年11月11日平成23(あ)881集刑 第312号7頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法199条,刑法205条,刑訴法411条2号

刑訴法435条6号所定の再審事由が認められないとした原判断が是認された事例(いわゆる名張毒ぶどう酒殺人事件第7次再審請求の差戻し後の特別抗告事件)

最高裁判所第一小法廷平成25年10月16日平成24(し)268集刑 第312号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法435条6号

反則行為に当たる速度違反を非反則行為と誤認してされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第三小法廷平成25年9月17日平成25(さ)1集刑 第311号187頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号

再審請求事件の特別抗告審において有罪の言渡しを受けた者の兄である申立人の死亡により再審請求事件の手続の終了宣言がされた事例

最高裁判所第三小法廷平成25年3月27日平成25(し)77集刑 第310号371頁
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参照法条刑訴法439条1項

強盗殺人事件等に関する無期懲役の確定裁判のある被告人が,同事件の13日後に犯した被殺者1名の住居侵入,強盗殺人の事案(確定裁判の余罪)につき,無期懲役の量刑が維持された事例

最高裁判所第三小法廷平成24年12月17日平成23(あ)494集刑 第309号213頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法50条,刑法240条,刑訴法411条2号

家族に対する殺人5件,殺人未遂1件の事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例(反対意見がある。)(岐阜中津川家族殺害事件)

最高裁判所第一小法廷平成24年12月3日平成22(あ)402集刑 第309号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法199条,刑法203条,刑訴法411条2号

特別抗告審において原決定が取り消され,保釈を許可した原々裁判が是認された事例

最高裁判所第三小法廷平成24年10月26日平成24(し)534集刑 第308号481頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法90条,刑訴法411条1号,刑訴法426条,刑訴法434条

裁判所が職権により被告人の勾留場所を変更する旨の移送決定をした事例

最高裁判所第三小法廷平成24年10月25日平成24(あ)1515集刑 第308号475頁
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参照法条刑訴規則80条,刑訴法60条

検察官事務取扱の職務命令の発令を受けていなかった検察事務官がした公訴に基づき発付された略式命令に対する非常上告が認められた事例

最高裁判所第二小法廷平成24年9月28日平成24(さ)21集刑 第308号251頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法454条,刑訴法458条1号

検察官事務取扱の職務命令の発令を受けていなかった検察事務官がした公訴に基づき発付された略式命令に対する非常上告が認められた事例

最高裁判所第一小法廷平成24年9月27日平成24(さ)11集刑 第308号247頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法454条,刑訴法458条1号

被害者1名の強盗殺人等の事案につき無期懲役の量刑が維持された事例(名古屋闇サイト殺人事件)

最高裁判所第二小法廷平成24年7月11日平成23(あ)844集刑 第308号91頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法240条,刑訴法411条2項

上告棄却の確定決定に対する再審請求について,刑訴法436条1項所定の再審事由の主張がなく不適法であることが明らかであるとして,刑訴規則285条2項による訴訟手続の停止決定を取り消し,棄却した事例

最高裁判所第二小法廷平成24年4月2日平成20(き)18集刑 第307号825頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法436条1項,刑訴規則285条2項

補佐人提出の上告趣意を判断対象とした事例

最高裁判所第三小法廷平成24年3月26日平成24(あ)148集刑 第307号759頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法42条,刑訴法376条1項,刑訴法407条,刑訴法414条

実母及び実子2名を殺害し,その保険金等を詐取したとして起訴された事案につき,被告人の自白の信用性を否定するなどして無罪とした第1審判決を維持した原判決が是認された事例

最高裁判所第一小法廷平成24年2月22日平成22(あ)174集刑 第307号509頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法108条,刑法199条,刑訴法411条3号

長崎市長を射殺した事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例

最高裁判所第三小法廷平成24年1月16日平成21(あ)1877集刑 第307号81頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法199条,刑訴法411条2号

6名を殺害し,1名を死に致すなどした殺人,傷害致死等被告事件につき,被告人を無期懲役に処した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとまでは認められないとされた事例(反対意見がある。)(北九州連続監禁殺人等事件)

最高裁判所第一小法廷平成23年12月12日平成19(あ)2276集刑 第306号695頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法199条,刑法205条,刑訴法411条2号

通行中の女性に対して暴行,脅迫を加えてビルの階段踊り場まで連行し,強いて姦淫したとされる強姦被告事件について,被害者とされた者の供述の信用性を全面的に肯定した第1審判決及び原判決の認定が是認できないとされた事例

最高裁判所第二小法廷平成23年7月25日平成22(あ)509集刑 第304号139頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法177条前段,刑訴法317条,刑訴法411条3号

原判決中未決勾留日数算入部分が破棄された事例

最高裁判所第一小法廷平成23年7月21日平成23(あ)357集刑 第304号133頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法21条,刑訴法405条2号

殺人1件,被害者に重傷を負わせた殺人未遂2件等の事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例(愛知の立て籠もり発砲事件)

最高裁判所第三小法廷平成23年3月22日平成21(あ)1802集刑 第303号535頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法199条,刑訴法411条2号

刑訴法435条6号の証拠の明白性を否定した原判断が是認された事例

最高裁判所第一小法廷平成22年12月8日平成17(し)44集刑 第302号99頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法435条6号,刑訴法447条

反則行為に当たる速度違反を非反則行為と誤認してされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第一小法廷平成22年7月22日平成22(さ)250集刑 第301号29頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号

保釈の請求に関する準抗告決定(原裁判取消し,保釈許可)に対する検察官からの特別抗告が棄却された事例

最高裁判所第二小法廷平成22年7月2日平成22(し)288集刑 第301号1頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法411条,刑訴法426条1項,刑訴法434条

再審請求を棄却した原決定に審理不尽の違法があるとされた事例(いわゆる名張毒ぶどう酒殺人事件第7次再審請求)

最高裁判所第三小法廷平成22年4月5日平成19(し)23集刑 第300号167頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法435条6号,刑訴法411条1号

反則行為に当たる速度違反を非反則行為と誤認してされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第二小法廷平成22年3月29日平成22(さ)1集刑 第300号163頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号

反則行為に当たる速度違反を非反則行為と誤認してされた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第二小法廷平成22年3月29日平成22(さ)7集刑 第300号165頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法458条1号

高等裁判所の判決中の判断がその上告審である最高裁判所の決定において否定された場合における上記判決の刑訴法405条3号の「判例」該当性

最高裁判所第三小法廷平成22年3月16日平成21(あ)1619集刑 第300号95頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法405条3号

前訴の建造物侵入,窃盗の訴因と後訴の非現住建造物等放火の訴因との間には公訴事実の単一性がなく,前訴の確定判決の一事不再理効は後訴に及ばないとされた事例

最高裁判所第二小法廷平成22年2月17日平成21(あ)934集刑 第300号71頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条憲法39条後段,刑訴法337条1号

強盗殺人1件,強盗致死・強盗致傷1件等の事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例

最高裁判所第一小法廷平成21年12月17日平成19(あ)746集刑 第299号1275頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法9条,刑法240条,刑訴法411条2号

刑訴法435条6号による再審請求を認容すべきものとした原決定が是認された事例(いわゆる布川事件再審請求)

最高裁判所第二小法廷平成21年12月14日平成20(し)281集刑 第299号1075頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法435条6号,刑訴法448条

銃刀法違反被告事件につき,けん銃等所持の共謀が認められないとした第1審判決及びこれを是認した原判決に重大な事実誤認の疑いがあるとして破棄し,事件を第1審に差し戻した事例

最高裁判所第二小法廷平成21年10月19日平成18(あ)1124集刑 第297号489頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法411条3号,刑法60条

事後強盗としての暴行についての共謀等を認めなかった原判決を重大な事実誤認の疑いが顕著であるとして破棄して差し戻した事例

最高裁判所第一小法廷平成21年10月8日平成20(あ)181集刑 第297号425頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法60条,刑法238条,刑法240条,刑訴法411条3号

1 法定刑超過による非常上告 2 観念的競合の適用条文について補足意見が付された事例

最高裁判所第三小法廷平成21年7月14日平成21(さ)1集刑 第297号137頁
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参照法条刑訴法458条1号,刑法54条1項

控訴趣意書差出最終日が徒過したことを理由に弁護人がいない状態で控訴棄却の決定をした控訴審の措置が是認された事例

最高裁判所第三小法廷平成21年6月17日平成21(し)205集刑 第296号861頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法289条,刑訴法386条1項1号,刑訴法404条

恐喝未遂罪の成否に関する原判決の事実認定の是非等について補足意見,反対意見が付された事例

最高裁判所第三小法廷平成21年4月22日平成20(あ)765集刑 第296号503頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑法250条,刑法249条1項,刑訴法411条3号

昭和40年法律第96号附則2条1項等により運転できる普通自動車が制限された運転免許を受けている者が上記制限外の普通自動車を運転した行為は平成16年法律第90号により道路交通法91条違反となったのにこれを看過してなされた略式命令に対する非常上…

最高裁判所第二小法廷平成21年3月16日平成20(さ)3集刑 第296号189頁
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参照法条刑訴法338条4号,刑訴法458条1号,道路交通法91条,道路交通法119条1項15号,道路交通法125条1項,昭和40年法律第96号附則2条1項,昭和40年法律第96号附則2条3項,昭和40年法律第96号附則2条4項,昭和40年法律第96…

保険金目的による被殺者2名の殺人の事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例

最高裁判所第二小法廷平成21年1月14日平成17(あ)2621集刑 第296号1頁
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参照法条刑法9条,刑法199条,刑訴法411条2号

強盗殺人1件,被害者を深刻な認知症に至らしめた強盗殺人未遂1件等の事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例

最高裁判所第一小法廷平成20年11月4日平成18(あ)746集刑 第295号239頁
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参照法条刑法9条,刑法240条,刑法243条,刑訴法411条2号

被殺者2名の殺人,強盗殺人等の事案につき,無期懲役の量刑が維持された事例(静岡大学生強殺事件)

最高裁判所第三小法廷平成20年9月29日平成19(あ)1317集刑 第295号135頁
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参照法条刑法9条,刑法199条,刑法240条,刑訴法411条2号

刑訴法435条6号所定の再審事由が認められないとした原判断が是認された事例(渋谷暴動事件)

最高裁判所第三小法廷平成20年7月14日平成16(し)27集刑 第294号721頁
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参照法条刑訴法435条6号,刑訴法447条

被告人が控訴を取り下げる際に弁護人が付されていないことと憲法37条3項

最高裁判所第三小法廷平成20年7月7日平成20(し)202集刑 第294号595頁
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参照法条憲法37条3項,刑訴法359条

1 労役場留置期間を定めるに当たり,1日に満たない端数を生じる換算率を定めても刑法18条4項所定の同期間を定めない違法があるとはいえない 2 労役場留置期間を定めるに当たり,1日に満たない端数について換算刑の言渡しをしないのは法令違反である…

最高裁判所第一小法廷平成20年6月23日平成20(あ)305集刑 第294号527頁
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参照法条刑法18条4項,刑訴法405条3号

殺人,強姦致死等の懲役前科3犯を有する者に対するわいせつ致死,殺人被告事件につき,無期懲役とした量刑が維持された事例

最高裁判所第三小法廷平成20年4月21日平成19(あ)885集刑 第294号149頁
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参照法条刑法9条,刑法199条,刑訴法411条2号

刑訴法435条6号の証拠の明白性を否定した原判断が是認された事例(いわゆる袴田事件再審請求)

最高裁判所第二小法廷平成20年3月24日平成16(し)258集刑 第293号747頁
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参照法条刑訴法435条6号,刑訴法447条

殺人に係る被害者特定事項を公開の法廷で明らかにしない旨の決定に関し,被害者特定事項に係る名称に代わる呼称が定められた事例

最高裁判所第一小法廷平成20年3月7日平成18(あ)2339集刑 第293号691頁
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参照法条刑訴法290条の2第1項,刑訴法290条の2第3項,刑訴規則196条の4

殺人に係る被害者特定事項を公開の法廷で明らかにしない旨の決定がされた事例 被害者特定事項を公開の法廷で明らかにしない旨の決定をすることと憲法32条,37条1項

最高裁判所第一小法廷平成20年3月5日平成18(あ)2339集刑 第293号689頁
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参照法条刑訴法290条の2第1項,刑訴法290条の2第3項,憲法32条,憲法37条1項

被殺者2名の強盗殺人等被告事件につき,多数意見では被告人2名を無期懲役に処した第1審判決を維持した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされたが,1名の被告人について,2裁判官による量刑不当との反対意見が付された事例

最高裁判所第一小法廷平成20年2月20日平成18(あ)417集刑 第293号119頁
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参照法条刑法9条,刑法240条,刑訴法411条2号

死刑事件において被告人の上告取下げ後に高裁に対してなされた最高裁への記録送付の申入れについて当審により上告取下げを有効として上告終了宣言がされた事例

最高裁判所第一小法廷平成19年12月17日平成19(あ)1684集刑 第292号753頁
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参照法条刑訴法359条

家庭裁判所から検察官への送致決定を経ることなくされた起訴に基づき発付された略式命令に対する非常上告

最高裁判所第一小法廷平成19年12月13日平成19(さ)3集刑 第292号703頁
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参照法条刑訴法338条4号,刑訴法458条1号,刑訴法463条1項,少年法20条1項

正当防衛の成否及び量刑について補足意見が付された事例

最高裁判所第三小法廷平成19年11月5日平成19(あ)364集刑 第292号465頁
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参照法条刑法36条,刑訴法411条2号

強盗強姦罪の成否に関する原判決の事実認定の是非等について補足意見,反対意見が付された事例

最高裁判所第一小法廷平成19年10月10日平成19(あ)79集刑 第292号265頁
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参照法条刑法241条前段,刑訴法411条3号

起訴状に検察官の署名(記名)押印が欠けていることを看過して発せられた略式命令に対する非常上告

最高裁判所第一小法廷平成19年7月5日平成19(さ)1集刑 第292号47頁
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参照法条刑訴法338条4号,刑訴法458条1号,刑訴法463条1項,刑訴規則58条1項,刑訴規則60条の2第2項

判決が確定した後,その基礎となった被告事件係属中の勾留について取消しを求める趣旨の書面が裁判所に提出されても,裁判所は,これに対し何ら判断を示す必要はない

最高裁判所第三小法廷平成19年6月19日平成19(し)170集刑 第291号817頁
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参照法条刑訴法87条,刑訴規則296条

高速走行抑止システムによる速度測定結果の正確性について検察官に釈明を求めたり追加立証を促すなどすることなく証明が十分でないとした原判決を審理を尽くさず事実を誤認した疑いがあるとして破棄差し戻した事例

最高裁判所第一小法廷平成19年4月23日平成18(あ)726集刑 第291号639頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法411条1号,刑訴法411条3号,刑訴法413条本文

準抗告申立てを不適法として棄却した原決定の処理が違法とされた事例

最高裁判所第一小法廷平成18年12月19日平成18(し)391集刑 第290号741頁
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参照法条刑訴法411条1号,刑訴法426条2項,刑訴法430条1項,刑訴法434条

被告人の訴訟能力を肯定し,控訴趣意書の提出の遅延につき刑訴規則238条にいう「やむを得ない事情」がないなどとされた事例(いわゆるオウム真理教教祖事件)

最高裁判所第三小法廷平成18年9月15日平成18(し)202集刑 第290号367頁
位置づけ最高裁 / 裁判集登載
参照法条刑訴法314条1項,刑訴法386条1項1号,刑訴規則238条

「普通車は軽車(360)に限る」という条件が付された普通自動車免許で上記条件を超える普通貨物自動車(軽四)を運転した免許条件違反行為を昭和40年法律第96号附則2条4項及び5条4項の規定する無免許運転行為と誤認してされた略式命令に対する非常…

最高裁判所第一小法廷平成17年12月12日平成17(さ)2集刑 第288号747頁
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参照法条刑訴法338条4号,刑訴法458条1号,道路交通法91条,道路交通法119条1項15号,道路交通法125条1項,昭和40年法律第96号附則2条4項,昭和40年法律第96号附則5条4項

強盗殺人等被告事件につき,無期懲役に処した第1審判決を維持した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとまでは認められないとされた事例

最高裁判所第二小法廷平成17年7月15日平成12(あ)690集刑 第287号571頁
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参照法条刑法9条,刑法240条,刑訴法411条2号

犯罪の被害者が証拠物を司法警察職員に対して任意提出した上その所有権を放棄する旨の意思表示をした場合において当該証拠物の廃棄処分が適正を欠くことを理由として国家賠償請求をすることの可否

最高裁判所第一小法廷平成17年4月21日平成16(受)2030集民 第216号579頁
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裁判要旨犯罪の被害者は,証拠物を司法警察職員に対して任意提出した上,その所有権を放棄する旨の意思表示をした場合,当該証拠物の廃棄処分が単に適正を欠くというだけでは国家賠償法の規定に基づく損害賠償請求をすることができない。 (反対意見がある。)
参照法条国家賠償法1条1項,刑訴法221条

刑訴法435条6号の証拠の明白性を否定するなどした原判断が是認された事例(いわゆる狭山事件第2次再審請求)

最高裁判所第一小法廷平成17年3月16日平成14(し)18集刑 第287号221頁
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参照法条刑訴法435条6号,刑訴法447条

家庭裁判所の強制的措置許可決定に対する特別抗告の可否(消極)

最高裁判所第二小法廷平成16年11月11日平成16(し)314集刑 第286号569頁
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参照法条少年法6条3項,少年法18条2項,児童福祉法27条の3,刑訴法433条

上告棄却決定に対する被告人の補佐人からの異議申立ての適否(消極)

最高裁判所第三小法廷平成16年10月25日平成16(す)616集刑 第286号407頁
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参照法条刑訴法42条,刑訴法353条,刑訴法355条,刑訴法385条2項,刑訴法386条2項,刑訴法414条

刑訴法366条1項の付審判請求への類推適用の可否(消極)

最高裁判所第三小法廷平成16年10月1日平成16(し)208集刑 第286号349頁
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参照法条刑訴法262条2項,刑訴法366条1項

1 代用監獄である警察署に勾留中の各被疑者について「接見等の指定に関する通知書」を発した検察官が留置担当官から弁護人が接見の申出をしたことの連絡を受けて約40〜45分後又は約34分後に接見指定をしない旨の回答をしたことが違法とはいえないとさ…

最高裁判所第三小法廷平成16年9月7日平成15(オ)975集民 第215号91頁
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裁判要旨1 代用監獄である警察署に勾留中の被疑者甲乙について「接見等の指定に関する通知書」を発した検察官が,留置担当官から弁護人が甲との接見の申出をしたことの連絡を受けて約40〜45分後に,乙との接見の申出をしたことの連絡を受けて約34分後にそれぞれ接見指定をしない旨の回答をしたことは,甲については弁護人が閉庁日(土曜日)に事…
参照法条国家賠償法1条1項,刑訴法39条1項,刑訴法39条3項

再審請求事件の特別抗告審において申立人の死亡により再審請求事件の手続の終了宣言がされた事例

最高裁判所第二小法廷平成16年6月24日平成15(し)104集刑 第285号501頁
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参照法条刑訴法439条1項

被告人が控訴を取り下げる際に弁護人が付されていないことと憲法37条3項

最高裁判所第一小法廷平成16年6月14日平成15(し)360集刑 第285号447頁
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参照法条憲法37条3項,刑訴法359条