傷害

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事件番号
昭和25(あ)1538
裁判年月日
昭和25年11月30日
裁判所
最高裁判所第一小法廷
裁判種別
決定
結果
棄却
判例集等
刑集 第4巻11号2453頁
原審
仙台高等裁判所

判示事項

一 傷害罪について訴因罰条の変更を必要としない一場合
二 刑法第二〇七条〈同時傷害の特例〉と刑訴法第二五六条第四項にいわゆる「罰条」

裁判要旨

一 被告人と甲とが某所を通行中乙に出合い、乙が被告人に対し暴行を加えたので、甲が棍棒で乙の頭部を数回殴打した後、被告人がその棍棒を取つて乙の頭部を数回殴打し、よつて同人に二ケ月間の安静加療を要する頭蓋不全骨折脳出血の傷害を負わせたとの趣旨の公訴事実を記載し、罪名及罰条として傷害罪刑法第二〇四条と記載した起訴状をもつてする起訴に対し、前と同一の経過順序で被告人と甲とが乙に対しそれぞれ暴行を加え、乙に対し前同様の傷害を負わせたが、右は、被告人及び甲のうち何人の暴行に基因するものであるかを知ることができないとの趣旨の事実を認定し、刑法第二〇四条〈傷害〉、第二〇七条を適用するについては、訴因罰条変更の手続を経ることを要しない。
二 刑法第二〇七条〈同時傷害の特例〉のごとき規定は、刑訴第二五六条第四項にいわゆる罰条には含まれないものと解するを相当とする。

参照法条

刑法204条〈傷害〉,刑法207条〈同時傷害の特例〉,刑訴法256条1項,刑訴法256条2項,刑訴法256条3項,刑訴法312条1項2項,刑訴法256条4項

この裁判例が参照する条文の解説

一次情報

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