連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則 / テーマ別まとめ

連結キャッシュ・フロー計算書/連結キャッシュ・フロー計算書の記載方法

連結キャッシュ・フロー計算書の記載方法の条文と、裁判所が付した判示事項から整理しています。

原文解釈このページは論点を軸に条文と判例を横断して整理したものです。論点の名称と構成は当サイトの整理であり、条文上の区分ではありません。リード文・要点・比較表も当サイトによる解釈です。条文原文と判例の判示事項・裁判要旨は転記です。

連結キャッシュ・フロー計算書は、営業活動・投資活動・財務活動によるキャッシュ・フローと、現金及び現金同等物に係る換算差額・増加額又は減少額の区分に分けて表示する。各区分では取引の内容を示す名称を付した科目で記載することが求められ、営業活動の区分だけは直接法・間接法のいずれかを選べる。本ページでは連結財務諸表規則第84条から第87条に定められた区分ごとの記載方法を整理する。

連結キャッシュ・フロー計算書の記載方法
区分表示方法主な記載内容根拠条文
営業活動によるキャッシュ・フロー直接法又は間接法営業収入・仕入支出・人件費等第84条
投資活動によるキャッシュ・フロー総額表示(直接法のみ)有価証券・固定資産の取得・売却等第85条
財務活動によるキャッシュ・フロー総額表示(直接法のみ)借入・社債・株式発行等の収支第86条
現金同等物に係る換算差額外貨建て資金の換算差額円貨への換算差額を記載第87条1項
現金及び現金同等物の増減額3区分合計+換算差額収支差額合計に換算差額を加減第87条2項
  • 営業活動・投資活動・財務活動のいずれも、金額が少額で一括表示が適当なものは適当な名称の科目でまとめて記載できる(84条・85条・86条ただし書)
  • 間接法は税金等調整前当期純利益又は純損失に、資金の増減を伴わない項目、営業活動に係る資産・負債の増減額、投資活動・財務活動の区分に含まれる項目を加減算して表示する(84条2号)
  • 投資活動・財務活動の区分は、いずれも主要な取引ごとの総額表示のみが定められている
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連結キャッシュ・フロー計算書の記載方法

連結キャッシュ・フロー計算書の記載方法について、条文は何を定めているか。

第84条営業活動によるキャッシュ・フローの表示方法営業活動区分は直接法か間接法で書く1項・2号判例なし
  • 直接法は営業収入・仕入支出等を主要な取引ごとに総額表示
  • 間接法は純利益に資金増減のない項目や資産負債増減を加減算
  • 少額なものはまとめて一括表示できる
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第85条投資活動によるキャッシュ・フローの表示方法投資活動区分は主要取引ごとに総額表示1項判例なし
  • 有価証券・固定資産・投資有価証券の取得や売却による収支を記載
  • 貸付けによる支出や貸付金回収による収入なども記載
  • 少額なものはまとめて一括表示できる
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第86条財務活動によるキャッシュ・フローの表示方法財務活動区分は主要取引ごとに総額表示1項判例なし
  • 短期・長期の借入や返済、社債の発行・償還による収支を記載
  • 株式発行による収入や自己株式取得による支出も記載
  • 少額なものはまとめて一括表示できる
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第87条現金及び現金同等物に係る換算差額等の記載換算差額と現金同等物の増減額の書き方2項判例なし
  • 外貨建て資金を円貨に換算した差額を換算差額区分に記載
  • 3区分の収支差額合計に換算差額を加減して増減額を記載
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原

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連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則 第84条(営業活動によるキャッシュ・フローの表示方法) 詳細ページ
(営業活動によるキャッシュ・フローの表示方法)
第八十四条前条第一号に掲げる営業活動によるキャッシュ・フローの区分には、次の各号に掲げるいずれかの方法により、営業利益又は営業損失の計算の対象となつた取引に係るキャッシュ・フロー並びに投資活動及び財務活動以外の取引に係るキャッシュ・フローを、その内容を示す名称を付した科目をもつて掲記しなければならない。ただし、その金額が少額なもので一括して表示することが適当であると認められるものについては、適当な名称を付した科目をもつて一括して掲記することができる。
一営業収入、原材料又は商品の仕入れによる支出、人件費の支出その他適当と認められる項目に分けて主要な取引ごとにキャッシュ・フローを総額により表示する方法
二税金等調整前当期純利益金額又は税金等調整前当期純損失金額に、次に掲げる項目を加算又は減算して表示する方法
イ連結損益計算書に収益又は費用として計上されている項目のうち資金の増加又は減少を伴わない項目
ロ売上債権、棚卸資産、仕入債務その他営業活動により生じた資産及び負債の増加額又は減少額
ハ連結損益計算書に収益又は費用として計上されている項目のうち投資活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローの区分に含まれる項目
連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則 第85条(投資活動によるキャッシュ・フローの表示方法) 詳細ページ
(投資活動によるキャッシュ・フローの表示方法)
第八十五条第八十三条第二号に掲げる投資活動によるキャッシュ・フローの区分には、主要な取引ごとにキャッシュ・フローを総額により表示する方法により、有価証券(現金同等物を除く。以下この条において同じ。)の取得による支出、有価証券の売却による収入、有形固定資産の取得による支出、有形固定資産の売却による収入、投資有価証券の取得による支出、投資有価証券の売却による収入、貸付けによる支出、貸付金の回収による収入その他投資活動に係るキャッシュ・フローを、その内容を示す名称を付した科目をもつて掲記しなければならない。ただし、その金額が少額なもので一括して表示することが適当であると認められるものについては、適当な名称を付した科目をもつて一括して掲記することができる。
連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則 第86条(財務活動によるキャッシュ・フローの表示方法) 詳細ページ
(財務活動によるキャッシュ・フローの表示方法)
第八十六条第八十三条第三号に掲げる財務活動によるキャッシュ・フローの区分には、主要な取引ごとにキャッシュ・フローを総額により表示する方法により、短期借入れによる収入、短期借入金の返済による支出、長期借入れによる収入、長期借入金の返済による支出、社債の発行による収入、社債の償還による支出、株式の発行による収入、自己株式の取得による支出その他財務活動に係るキャッシュ・フローを、その内容を示す名称を付した科目をもつて掲記しなければならない。ただし、その金額が少額なもので一括して表示することが適当であると認められるものについては、適当な名称を付した科目をもつて一括して掲記することができる。
連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則 第87条(現金及び現金同等物に係る換算差額等の記載) 詳細ページ
(現金及び現金同等物に係る換算差額等の記載)
第八十七条第八十三条第四号に掲げる現金及び現金同等物に係る換算差額の区分には、外貨建ての資金の円貨への換算による差額を記載するものとする。
2第八十三条第五号に掲げる現金及び現金同等物の増加額又は減少額の区分には、営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローの収支差額の合計額に前項に規定する外貨建ての資金の円貨への換算による差額を加算又は減算した額を記載するものとする。
出

一次情報

原文ママ

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